【衝撃事実】ロードスターじゃないの!? ヨーロッパの売れ線オープンカーがスゴい

【衝撃事実】ロードスターじゃないの!? ヨーロッパの売れ線オープンカーがスゴい

 国土の広さ、季候、そして歴史が違うのだから世界各国のクルマ人気がバラバラなのは当然のこと。日本ではどんどん数が減っているオープンモデルだが、欧州では事情が異なるようで、日本未導入のクルマが人気だったりする。最近のオープンカーの人気傾向をここではご紹介してみたい。

文:古賀貴司(自動車王国) 写真:マツダ、フォルクスワーゲン、BMW ミニ、ポルシェ

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日本と欧州でオープンカーのトレンドは違うのか?

日本におけるオープンカーの代名詞マツダのロードスターシリーズ。デビュー以来、海外での評価も高く、現在もしっかりとトップ5入りを果たしている。

 日本におけるオープンカーの代名詞的存在といえば、マツダ・ロードスター、メルセデス・ベンツSLクラス、BMW Z4、ミニ・コンバーチブルなどが思う浮かぶだろう。では、欧州での人気はどうなのか? 日本とは異なるのだろうか? 

 先日、Automotive News Europeが取り上げた、ヨーロッパにおける2024年のオープンカー販売台数ランキングに注目してみた。このデータは自動車関連情報会社、Dataforceがまとめたものだ。

「ヨーロッパ」と一言に括ってもEU加盟27カ国だけでなく、イギリスやアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイスで構成されるヨーロッパ自由貿易連合(EFTA)も含んだ数字となっている。

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1位は予想通りだが、2位はあまりにも意外な…

日本には導入されていていないT-Rocコンバーチブルが2位にラインクイン。改めて日本市場と欧州市場の違いを感じさせる。
日本には導入されていていないT-Rocコンバーチブルが2位にラインクイン。改めて日本市場と欧州市場の違いを感じさせる。

 栄えあるナンバーワンに輝いたのはミニ・クーパーコンバーチブルで1万1895台が売れたそうだ。

 これはさほど意外ではない。しかし続く2位がかなり面白く、コンパクトクロスオーバーSUVのオープンカーであるフォルクスワーゲン「T-Rocコンバーチブル(日本未導入)」である。台数は1万691台だった。

 日本で販売されたSUVのオープンカーはジープを除けばかつてメルセデス・ベンツが過去にGクラスのカブリオを、ランドローバーがイヴォーク コンバーチブルを正規販売したくらいしかない。

 国産車メーカーに至っては日産がアメリカではムラーノ・クロスカブリオレを投入したが、日本には導入されなかった。きっと、新車時に日本ではそこまで需要がないと判断されるのだろう。

 3位はポルシェ911シリーズ・カブリオレで8120台、4位はBMW4シリーズ・カブリオレで7251台、5位にマツダ・ロードスター(輸出名MX-5)で6,455台と続いた。

 911シリーズ・カブリオレは車両価格を考慮しても大健闘しており、なんとポルシェ718ボクスターの1.67倍も売れている。

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国ごとに異なる自動車文化がより明確になる結果に

1位となったミニクーパーコンバーチブル。日本でも人気が高いため、納得の結果。
1位となったミニクーパーコンバーチブル。日本でも人気が高いため、納得の結果。

 それ以降は、6位にBMW Z4(5,499台)、7位はメルセデス・ベンツCLEカブリオレ(4,918台)、8位はポルシェ718ボクスター(4,848台)、9位はアウディA5/S5カブリオレ(4,572台)、10位はジープ・ラングラー(3,909台)となっている。

 このヨーロッパのオープンカー販売ランキングが示す通り、市場の嗜好は国や地域によって大きく異なる。

 T-Rocコンバーチブルの躍進ように、日本市場ではほとんど見られないこのカテゴリーが、ヨーロッパでは確固たる地位を築いている。

 気候条件や道路環境、そして何より消費者の好みの違いを反映している。

 オープンカー市場は小規模ながらも、自動車文化の多様性を映し出す鏡といえるのではないだろうか。

 そして、自動車メーカーがグローバル戦略を立てる際には、こうした地域ごとの特性を細かく分析するからこそDataforceのような会社が存在するのだろう。

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