ギラッギラな「大金持ち」に見えてしまうクルマより、ほんのりと「小金持ち」に見えるくらいのクルマが欲しいアナタ。クーペ&オープンカーなら最適だ。そこで我らが伊達軍曹どのが、小金持ちに見えるクーペ&オープンカーを指南する!!
※本稿は2025年2月のものです
文:伊達軍曹/写真:レクサス、日産、トヨタ、スバル、マツダ ほか
初出:『ベストカー』2025年3月10日号
小金持ちに見えるクーペ&オープンカー
クーペあるいはオープンカーは「小金持ち」を偽装しやすいカテゴリーだ。なぜならば、居住スペースをあえて狭くしているクーペないしオープンカーを選べるというのは「余裕」の現われであり、日々の生活を維持するだけで汲々としている人間にはなかなかできない芸当であるからだ。
筆者のような貧しい人間は、どうしたってスペース効率という貧乏くさいことを考えてしまうため、クーペなどを買う気になれないのだ。
そのような形で「さまざまな面での余裕」を表現できるクーペおよびオープンカーだが、それらには大敵も存在する。大敵とは「ヤンチャ感」だ。
何歳になっても青年の心を持ち続け、2ドアクーペに車高調とリアウイング、大口径リアマフラーなどを装着して爆走する――という行為が悪いとは思わない。
だが「小金持ち(に見える人)」を目指すにあたっては、そういったヤンチャ感はマイナス要因でしかなく、見た目年収を一気に400万円ほど下げてしまう。
特にクーペはヤンチャ感との親和性が高いだけに、自身のカスタマイズ心をグッと抑え、フルノーマル状態を保つことが肝要となる。
レクサス RC
BMW 4シリーズを仮想敵とするレクサス製クーペ。同じレクサスでもSUVほどは見かけないため、希少性の観点からも高見えする。200万円台後半で低走行物件を検討可能。
日産 スカイラインクーペ(V36)
最高出力333psの強力な3.7L、V6を搭載。できるだけカーマニアっぽくない感じでこれのノーマル車を乗りこなすと小金持ちに見えやすい。格安な中古車も多いが、高見えする個体は200万円台後半だ。
トヨタ GR86/スバル BRZ(現行型)
初代86とBRZにはヤンチャ感があったが、第2世代となったGR86とBRZのたたずまいには、アルピーヌA110にも似た上質感が。余計な改造はしないでジェントルな運転をすると◎。
マツダ ロードスター(初代)
ロードスターは現行型もいいが、初代をキレイに乗っていると「御曹司感」が出る。だがボディに艶がないと「ギリギリで乗ってる人」にも見えてしまうので、状態のよいものを買ってしっかりコーティングしたい。
レクサス SC
最終型ソアラのコンポーネントを踏襲した電動開閉メタルトップの4座オープン。改造されてしまっている物件が多いのが難点だが、キレイなノーマル車は芸術点高し!



























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