現行型のトヨタ「RAV4」が北米で発表となったのは、2018年11月のこと。発表から6年が経過し、今年2025年の夏から秋にかけてのタイミングで、新型モデルが登場すると予想されている。
北米市場を中心に、グローバルで圧倒的な人気を誇るミドルクラスSUVのフルモデルチェンジであるだけに期待は高まるが、はたして新型RAV4はどんなモデルに進化するのか!?? 予想を巡らせてみよう。
文:立花義人、エムスリープロダクション/写真:TOYOTA/予想CG:ベストカー編集部
【画像ギャラリー】次期RAV4に設定あるか!?? SEMAショー2024で披露されたオフロードスペシャルの「RAV-X」(14枚)画像ギャラリーハンマーヘッドデザインは、存在感のある大型グリルと組み合わせてRAV4らしく
まずデザインに関しては、次期RAV4にも最近のトヨタ車に見られる「ハンマーヘッド」デザインが採用されるだろう。スリムなヘッドライトがつくり出すシャープな表情が特徴的なハンマーヘッドデザインだが、ワイルドなイメージが強みのRAV4には、存在感のある大型グリルが組み合わされて採用されるに違いない。それでも、ボディとシームレスに繋がるモダンなグリルデザインにするなど、先進的な要素は取り入れられるものと思われる。
また、RAV4の特徴であるくっきりとしたプレスラインは現行モデルから継承され、台形型のホイールアーチや立体的なバンパーなど、フロントフェイス以外のデザインは大きな変更はないと思われる。
プラットフォームには、トヨタの「GA-K」型プラットフォームの改良版が採用され、ボディサイズはやや拡大される見込み。室内空間の拡大と高速走行時の安定性向上を図り、実用車としての魅力をさらに高める。
インテリアやユーティリティに関しては、基本的なコンセプトを継承すると思われる。もちろん最新のインフォテインメントシステムと安全運転支援システムを搭載し、ファミリーカーとしても安心できる内容になるだろう。
エンジンラインアップは現行同様
エンジンラインアップは、現行型で人気と実績のある2.0L 直4ガソリンエンジン(ダイナミックフォース)、そして2.5L 直4エンジン+モーターのハイブリッドモデルが中心となるだろう。加えて2モーターを備えたPHEV(プラグインハイブリッド)も現行から引き続き設定されるが、EVモードの走行距離は現行型の95kmからさらに拡大するに違いない。
気になるのはBEVが設定されるかどうかだが、現在のGA-Kプラットフォームには搭載スペースに限りがあるため、そのままだと難しいようだ。BEVは専用プラットフォームに任せ、次期RAV4はマルチソリューションで戦う道を選ぶのではないだろうか。
また、販売がある程度落ち着いた一年後の商品改良では、トヨタが開発中であることを明かしている新世代エンジンの投入もあるのではと考えられる。
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