中国の勢いが止まらない。2024年の中国の年間新車販売台数が3100万台を超えた。日本の年間販売台数をおよそ2カ月で超え、自動車大国アメリカにもダブルスコア近い差をつける数字だ。2025年もこのまま進撃を続けるのか!?
※本稿は2025年1月のものです
文:角田伸幸/写真:シャオミ、テスラ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年2月10日号
とどまることを知らない中国の自動車産業
中国の2024年の年間新車販売台数が3100万台を超えたようだ。アメリカの1590万台から2倍近い差をつけ、日本の年間販売台数である約450万台は、2カ月足らずで売った計算だ。
もうひとつ驚くのが、新エネルギー車の伸び。中国ではBEVとPHEVが当てはまるが、補助金の効果もあって前年比約3割増の1300万台も売れ、市場の約4割を占める存在となった。
なかでもプラグインハイブリッドは大人気で、前年比およそ8割の増加。熱効率46%を謳うBYDのPHEVモデルなどが引っ張りだこらしい。
2025年に伸びそうな中国メーカーだが、BYDと吉利は当然として、リープモーターやNIOなど、非国営系企業が台数を増やしそう。なかでもスマホで知られるシャオミの躍進は注目で、2025年に投入される電動SUV「YU7」が大人気になると思われる。
ガソリン暫定税率廃止が検討されるなど、日本では内燃機関が延命しそうだが、電動化へも目配せしないと、痛い目に遭うかも。
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