SUVとステーションワゴンのいいとこどりだろ!! [クロスオーバーワゴン]が今ぜったい激推しな件!!!

SUVとステーションワゴンのいいとこどりだろ!! [クロスオーバーワゴン]が今ぜったい激推しな件!!!

 今ではいろいろなクロスオーバーモデルがあるが、そのなかでもイチ推しなのがワゴンとSUVを融合させたクロスオーバーワゴン。広い居住空間&荷室ながら乗り味は乗用車的だし、高めの車高で悪路だってなんのその。今回はそんなクロスオーバーモデルたちを集めてみた。

文/木内一行、写真/スバル、トヨタ、日産

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「30年の歴史を誇るシャコタカ系ワゴンの先駆者」スバル・レガシィ アウトバック

ステーションワゴンとSUVのイイトコどり!! 意外にイイじゃん! [クロスオーバーワゴン]
歴代アウトバック同様、フォグランプ内蔵専用バンパーやクラッディングパネル、高められた最低地上高などでSUVらしさを表現。さらに、リミテッドはシルバー加飾で上質感を、X-BREAKはブラックパーツでタフさを演出している(レガシィ アウトバック)

 アウトバックといえば、いち早くワゴンとSUVのクロスオーバースタイルを取り入れた第一人者。1995年、2代目レガシィに「グランドワゴン」として追加されたのが始まりだ。

 その後ランカスター、アウトバックとネーミングを変え、2021年にはBT系と呼ばれる現行モデルが登場した。

 そのBT系はプラットフォームから一新し、歴代モデルが培ってきたバリューに最新の技術をプラス。スバルのフラッグシップクロスオーバーSUVにふさわしい存在感とともに、さらなる進化を遂げたのだ。

 エクステリアは、躍動感のあるシルエットにダイナミックなマスクやクラッディングパネルを組み合わせ、アクティブ感やタフさを表現。

 質感の高いインテリアは、大型ディスプレイや液晶メーターを採用して先進的な空間になっている。

 プラットフォームとともに、パワートレインも一新。エンジンは水平対向1.8リッター直噴ターボのCB18で、組み合わされるのは全車リニアトロニックCVT。

 シンメトリカルAWDには、カーブなどで安定性を高めるVDC、悪路でのスムーズな走りをサポートするX-MODEも備わる。スバル自慢の運転支援システム「アイサイトX」は全車標準装備だ。

 こうして魅力を増したBT系だが、ご存じのとおり3月末をもって注文受付を終了。アウトバックの系譜は30年にわたる歴史に幕を下ろすことになった。

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「ミニバンからクロスオーバースタイルに方向転換」スバル・クロスオーバー7

 スバルとしては、トラヴィック以来のミニバンとなったエクシーガ。

 3列シート7人乗りながら低めの全高とし、ワゴン感覚で使えることが特徴。スバル自慢の水平対向エンジンやシンメトリカルAWDが生み出す走りの良さもあって注目を集めたが、2015年にはSUVとのクロスオーバーモデルに方向転換。「クロスオーバー7」として生まれ変わった。

 ボディ自体はエクシーガのままだが、前後バンパーやホイールアーチ、サイドシルにクラッディングを採用。さらに、大型グリルやルーフレールなどを装備し、SUVらしいスタイルとしている。

 その一方で、タンカラーをメインにレザーやピアノブラック調加飾をあしらったインテリアは、上質でファッション性の高い空間だ。

 パワートレインは、水平対向2.5リッター4気筒自然吸気とリニアトロニックCVT、シンメトリカルAWDの組み合わせのみ。また、専用サスペンションにより全高は10mmアップ。これに伴い、最低地上高は170mm確保された。

 このようにして化粧直しされたクロスオーバー7は都市型SUVとして新たな道を歩み始めたが、わずか3年弱で生産終了してしまったのだ。

 3列シートのためジャンルとしてはミニバンにあたるが、ワゴンスタイルのクロスオーバーSUVは唯一無二。その独自路線を突っ走ってほしかったのだが……。

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次ページは : 「SUV風味を取り入れた本格Lサイズワゴン」日産・ステージア(2代目)

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