それでも希望はある!!
現時点の最大の課題は、開発予算不足を解消することだ。新社長以下、全役員が持てる実力を発揮して、危機を脱する手立てを今すぐ考えないとならず、スピーディな判断が求められる。
同時に、日産の「人財」を守るということにも力を入れてほしい。日産の開発はいま、優秀な人材が多く抜けてしまい、これまでと同じようには仕事が回らない状況だという。特にソフトウェア系エンジニアの流出が多いそうで、日産という会社が残ったとしても、人材がいない状況でどうやって会社を維持していくのか、手遅れになりかねない状況とのこと。予算を確保できたとしても、技術力がなければクルマをつくることはできない。これ以上の流出を避けるための手立てを早急に打ってほしい。
その点、エスピノーサ新社長自身もエンジニア出身であることに加えて、役員にもエンジニア出身の実力派が複数加わった。いいクルマをつくりたいという信念とやり抜くガッツに溢れた、スーパーエンジニアたちであり、筆者もかつてお世話になったことがある優秀な先輩方だ。やってくれるという希望はある。
商品ラインナップに関しても、(前述もしたように)エスピノーサ新社長は商品企画の経験があることから、これまでの日産の理想を追い求める商品ラインアップから、より現実的なラインアップへと変わる可能性が十分にある。新社長就任によって、日産従業員や関係会社、販売会社、そして多くの日産ファンに、再び夢と希望を持たせてくれるような会社となってくれることを期待したい。
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