初代トヨタ クラウンエステートが渋さ全開だけど100万円以下ってマジ!?

　物価ばかりが上がり賃金は上がらず、新車を諦め中古車を探す人も多いだろう。しかし「高見え」する中古車は意外と少なくない。ここで取り上げる初代トヨタ クラウンエステートのように、100万円以下でハッタリの効くクルマもあるのだ!!

※本稿は2025年3月のものです
文：ベストカー編集部／写真：トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出：『ベストカー』2025年4月10日号

「初代の風格」は色褪せない……トヨタ クラウンエステート

　新型クラウンエステートの登場が間近となっているが、ここでお薦めするのは2007年に生産が終了した先代。ベースは1999年にフルモデルチェンジをした11代目のクラウンだ。

　バリエーションは標準的な「ロイヤルシリーズ」とスポーティな「アスリートシリーズ」の2系列。

　エンジンは6気筒DOHCで、最高出力220psの3L、D-4を筆頭に、200psの2.5L、280psの2.5Lターボの3種類がラインナップされたモデルだ。

　トランスミッションは5ATと4ATの2種類が用意されたが、上位グレードにはステアリング上のスイッチでマニュアルシフトを可能にしたステアシフトマチックを採用。駆動方式はFRが基本だが、アスリートFourの名でフルタイム4WDも設定された。

　サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン／コイルの独立式で、アスリートシリーズにはスポーツサスペンションが装備されるなど、走りの面でも従来のステーションワゴンにはない卓越した操縦性と走行安定性を両立している。

　中古車市場における平均価格は80万円前後。最高級ステーションワゴンとして名を馳せた名車がこの値段で買えるなら、お買い得ではないだろうか？