「次世代の運転支援技術」も搭載か
また、日産がつい先日(2025年4月10日)、2027年度から市販車に導入することを発表した「次世代の運転支援技術」も次期型スカイラインには搭載されるだろう。
次世代の運転支援技術とは、テレビCMでも放映されている、ハンズフリーで危険物を回避するあの自動運転技術のことで、英国Wayve社のWayve AI Driverと、次世代LiDARを活用した、日産独自のグラウンド・トゥルース・パーセプション技術によって構成されるものだそう。これによって、最先端の衝突回避能力を備えた運転支援技術の新しい基準を確立するそうだ。
人間のドライバーと同じように複雑な交通状況に対応するように設計されているそうで、対象区間は「高速道路から市街地まで」とある。高速道路の同一車線内走行時にハンズオフができるプロパイロット2.0よりも、さらに高度な技術だ。
思い返してみれば、量産車として世界で初めてダイレクトアダプティブステアリング(ステアバイワイヤ)を搭載したのもスカイラインだったし、プロパイロット2.0(2019)も、スカイラインがまず搭載した。
「技術の日産」は1980~1990年代に誕生した古いフレーズだが、日産は「技術の日産」を忘れてはいない。スカイラインは、日産にとって、その技術を真っ先に搭載する「技術のフラグシップカー」であり、これまでの流れを考えれば、この次世代の運転支援技術も、まずスカイラインに搭載されると考えられるのだ。
この技術が市販車に導入されるのは、前述もしたように2027年度。真っ先にスカイラインに搭載されるとすれば、次期スカイラインもやはり2027年度に登場するということになり、前述した2025年度から2026年度にかけての新商品投入計画にスカイラインらしきモデルがないこととも辻褄があう。
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次期スカイラインはVision Qeをベースとするデザインに、市街地まで使える「緊急回避支援技術」を搭載した超先進車として、2027年度にデビューすることは間違いない。ひょっとすると、今年2025年秋に行われるジャパンモビリティショーで、次期スカイラインのコンセプトカーがサプライズ登場するということもあるかもしれない。今後の動向に期待したい!!
【画像ギャラリー】次期型モデルは2027年に登場か!!? 日産「スカイライン」の現行モデル(13枚)画像ギャラリー














コメント
コメントの使い方過去の栄光にすがる年寄りのための車。今とこれからの若い世代に「往年の名車」は通用しない。
日本人がスカイラインというスポーティーセダンを理解していないということ。ミニバン、SUVの台頭が原因でもある。外野がいつまでも直6、MT、丸テールに拘っているためならびに日産が想うスカイライン像とスカイラインオーナー、ファンが想うスカイライン像に乖離が生じているため、またメーカーならびに我々スカイラインオーナー、ファンがスカイライン神話の呪縛に縛られすぎも原因。