EVの普及には充電設備の充実がカギとなるが､その数は少なく､あっても出力不足で満足な充電ができないなど不便さが残る。そこでレクサスでは、アウディなど独三社が加盟する急速充電網への加入を発表。レクサスのEVがより便利になる!?
※本稿は2025年3月のものです
文：片岡英明、ベストカー編集部／写真：レクサス、ベストカー編集部 ほか
初出：『ベストカー』2025年4月10日号
全国のPCA充電設備をレクサス車が利用可能に
レクサスが、ポルシェ・アウディ・フォルクスワーゲンの加盟する急速充電ネットワーク「PCA」との業務提携を発表しました。2025年7月より、レクサス車も全国のPCAの充電設備を利用できるようになります。
●片岡氏のコメント
バッテリーEVで遠出した時の命綱は急速充電器だ。最近のBEVは、航続距離を伸ばすためにバッテリー容量を増やしているが、CHAdeMO規格の充電器でも低出力タイプだと30分の充電では満足できる航続距離に達しない。
ポルシェやアウディなどのBEVオーナー向けに提供しているPCAの急速充電器は、90kWから150kW級の高出力タイプだ。レクサスを加えて4ブランドになった販売店や商業施設に設置されている400基近いPCAの急速充電器を使うことができれば、旅先や仕事先での充電の不安は大きく減るはずである。
また、8kWの普通充電器を設置している販売店も増えてきた。充電中に、いつもの販売店と違う展示車両を見られるのは楽しいし、場合によっては試乗もできるだろう。相互利用できる7月が待ち遠しいね。
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