新たな究極の内燃機関、スカイアクティブZに期待できるか?

スカイアクティブXに変わる新たなマツダのエンジンがスカイアクティブZだ。スカイアクティブZは、スカイアクティブXの希薄燃焼技術を進化させ、EGR(排出ガスを燃焼室へ環流させる機能)を積極的に活用することで、希薄燃焼と理論空燃比に基づく燃焼を両立させる。スカイアクティブXはコストが高く失敗に終わったから、スカイアクティブZは機能をシンプルにして価格も抑える。
そしてスカイアクティブZは、既存の直列4気筒2.5Lエンジンに組み合わせて、マツダ独自のストロングハイブリッドを構成する。つまり電動技術に含まれるエンジンだ。
スカイアクティブZを使ったストロングハイブリッドを最初に搭載する車種は、次期CX-5に搭載されることが明らかにされている。
CX-5は2025年の終盤から2026年の前半にフルモデルチェンジするが、この時点ではマイルドハイブリッドを搭載する。スカイアクティブZを使ったストロングハイブリッドは、2027年中に次期CX-5から導入される予定。
次期CX-5に設定されるストロングハイブリッド搭載車のWLTCモード燃費は、23km/L以上を目指すだろう。現行ハリアーハイブリッドが2.5Lエンジンを搭載して22.3km/L(2WD)だから、次期CX-5のストロングハイブリッドは、これを超えることでマツダの技術力をアピールする。
また今後のマツダは、開発効率の向上と生産コスト削減のため、エンジンの種類を抑える。クリーンディーゼルターボは、CX-60/80の直列6気筒3.3Lに集約され、現行CX-5の直列4気筒2.2Lは廃止の方向になる。
その意味でもスカイアクティブZを使ったストロングハイブリッドの性能は重要だ。現行CX-5の2.2Lクリーンディーゼルターボは、ノーマルガソリンエンジンに当てはめると4Lに相当する駆動力を発生して、WLTCモード燃費は2WDが17.4km/Lだ。軽油価格の安さも考慮すると、燃料代は、WLTCモード燃費が19~20km/LのコンパクトSUVと同等になる。
このように現在の2.2Lディーゼルは高性能かつ低燃費で、2Lガソリンエンジンと比べた時の価格アップは、大半のグレードが31万9000円に収まる。ハイブリッドの35万~50万円に比べてかなり安い。2.2Lディーゼルが優秀なエンジンとあって、これに代わるスカイアクティブZを使ったハイブリッドも、高性能で価格は割安に抑える。次期CX-5に期待したい。



コメント
コメントの使い方リーンバーン技術は結局、排気ガスを分解する触媒が
どれだけ低温で処理できるようになるかがネックの気がする。
SKYACTIVE-Z マツダの常套手段 机上理論とMBDでけの話。実際 試験エンジンなど造っていないのは!容易に想像できる。出す出すと言って、結局出来ませんでした。って事も有り得るし”独自”のハイブリッドについても、エンジンメイン、モーターはサポートってほうしきだから、トヨタのTHSⅡを燃費で超えることは無い。
sky-Xも究極だって散々持ち上げ記事があがりましたし、価値があるもんだとして選びました
そしたら実情は全く違った。同じ手で騙されるなんて、ありえません