ベストカー本誌の過去記事から名企画・歴史的記事をご紹介する「ベストカーアーカイブ」。今回はベストカー名物の「ランキング企画」より、2014年4月号の「スーパーハイト系軽自動車」カテゴリーのランキングをプレイバック!(本稿は「ベストカー」2014年4月10日号に掲載した記事の再録版となります)
選考:石川真禧照、鈴木直也、国沢光宏、片岡英明、渡辺陽一郎/構成:編集部
■「スーパーハイト系軽自動車カテゴリー」ここが注目ポイント!
今回のランキング企画では、5名の選考委員がエントリーされたモデルたちのランキングを各々決定、各モデルに付けられた点数を合計し「点数の小さいもの」を上位として総合ランキングが決定……、という方式を採用した。
当然ながら各選考委員の価値観や判断基準で採点・評価が大きく違う車種もある。本文ではそのあたりを各選考委員に解説してもらっている。
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続いては全高1700mm以上のスーパーハイトワゴンモデルのカテゴリー。軽自動車という非常にかぎられた枠組みのなかで、いかに広大な室内空間を実現できるか、各社工夫を凝らしたモデルが揃っている。
もちろん、それだけでなく大事なのはトータルでのセールスポイントだ。価格に燃費、居住性、そしてユーティリティとすべての項目で高い基準をクリアすることがユーザーから求められている。
そんなカテゴリーで注目されるモデルはタント、スペーシア、N-BOX&N-BOX+の3強。ここに今年(2014年)2月から販売がスタートしたデイズルークス/eKスペースがどう食い込んでくるのか、それとも返り討ちに遭ってしまうのか、選考委員諸氏の判断やいかに!?
■国沢光宏氏に聞いてみた
【編集部からのクエスチョン】国沢さんの個人ランキング 2位スペーシア、3位タントという順位の差はどこでついたのでしょうか?
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スペーシアとタントの差はほとんどない。もし順位が同じでいい、というレギュレーションなら同じにしていた。ただ、スペーシアを上位にした理由が完全にないワケじゃありません。
例えばJC08燃費。スペーシア29.0km/Lに対しタント28.0km/Lだ。そしてスペーシアには夏場の燃費を稼ぐためのエコクールもつく。おそらくスペーシアのほうが燃費いいかと。
自動ブレーキもボッシュのシステムを使うスペーシアのほうが気持ち勝る感じ。装備内容もスペーシアに軍配を挙げたい。ただセンターピラーのないタントの助手席ドアの使い勝手はスペーシアより魅力的。そんな勝ち負けの評価をしていくと、90点対89点になるというイメージ。
ちなみに1位のN-BOXも僅差で91点くらい。逆に車両価格が10万円くらい高く、自動ブレーキの設定もないデイズルークス/eKスペースは60点くらいで大差付いている。










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