N-BOX・タント・スペーシア 超ド定番3つ巴決戦に最後発デイズルークス&eKスペースが殴り込み!? スーパーハイト系軽自動車ランキング2014【ベストカーアーカイブス】

■渡辺陽一郎氏に聞いてみた

総合で5位となった三菱 eKスペース(日産デイズルークス)。「3強」には届かず
総合で5位となった三菱 eKスペース(日産デイズルークス)。「3強」には届かず

【編集部からのクエスチョン】最後発モデルのデイズルークス/eKスペースが個人ランキングで4位(総合で5位)。どこが問題? トップ3にかなわない理由は?

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 デイズルークス&eKスペースは内装が上質で前後席の座り心地も快適。乗り心地もこのカテゴリーでは優れ、後席の空調にも気を使った。それでも順位が低い理由の筆頭は安全装備。上位3車は時速30km以下で作動する衝突回避の支援機能を用意するが、装着できないのは痛い。

 そのほかの特徴も乏しい。タントはピラーをスライドドアに内蔵して左側の前後ドアがワイドに開き、乗降性が抜群に優れる。N-BOXは後席のスライド機能はないが、格納した時の大容量の荷室には目を見張る。

 スペーシア&フレアワゴンは、JC08モード燃費が29.0km/Lに達してこのカテゴリーのナンバーワン。ボックスティッシュの置き場所など、収納設備にもこだわった。N-BOX+は後席の膝先空間がN-BOXに比べて240mmも狭く、私は6位としたが、シートアレンジが多彩で車中泊も楽しめる。

 このようにスーパーハイトの軽は進化が著しく、広くて快適なだけでは評価されない。他車に備わらない実用的な機能を持ち、安全装備を充実させる必要がある。

2位 N-BOX……ホンダNシリーズ第1弾モデル。開発には第2期ホンダF1に携わった浅木泰昭氏がLPLを務めていた
2位 N-BOX……ホンダNシリーズ第1弾モデル。開発には第2期ホンダF1に携わった浅木泰昭氏がLPLを務めていた

(写真、内容はすべて『ベストカー』本誌掲載時のものですが、必要に応じて注釈等を加えている場合があります)

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