■渡辺陽一郎氏に聞いてみた
【編集部からのクエスチョン】最後発モデルのデイズルークス/eKスペースが個人ランキングで4位(総合で5位)。どこが問題? トップ3にかなわない理由は?
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デイズルークス&eKスペースは内装が上質で前後席の座り心地も快適。乗り心地もこのカテゴリーでは優れ、後席の空調にも気を使った。それでも順位が低い理由の筆頭は安全装備。上位3車は時速30km以下で作動する衝突回避の支援機能を用意するが、装着できないのは痛い。
そのほかの特徴も乏しい。タントはピラーをスライドドアに内蔵して左側の前後ドアがワイドに開き、乗降性が抜群に優れる。N-BOXは後席のスライド機能はないが、格納した時の大容量の荷室には目を見張る。
スペーシア&フレアワゴンは、JC08モード燃費が29.0km/Lに達してこのカテゴリーのナンバーワン。ボックスティッシュの置き場所など、収納設備にもこだわった。N-BOX+は後席の膝先空間がN-BOXに比べて240mmも狭く、私は6位としたが、シートアレンジが多彩で車中泊も楽しめる。
このようにスーパーハイトの軽は進化が著しく、広くて快適なだけでは評価されない。他車に備わらない実用的な機能を持ち、安全装備を充実させる必要がある。
(写真、内容はすべて『ベストカー』本誌掲載時のものですが、必要に応じて注釈等を加えている場合があります)


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