実現できたらいいなと思っていた野望がタイミング良く叶う瞬間。夢を持っていた2人の男に有名カーデザイナーが手を差し伸べたことがきっかけとなり、世の中をあっと言わせるスーパーカーが誕生したのだった!!
文・写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】流麗すぎるスタイルにグッとくる!! チゼータV16Tの全貌ご覧あれ!!(8枚)画像ギャラリーアンビリーバブルなスーパーカー爆誕!!
まだ誰も見たことがないようなスーパーカーを作りたい。テクノ音楽家のジョルジョ・モルダ氏と、アメリカでランボルギーニの中古車販売店の経営を行っていたクラウディオ・サンポーリの2人は、そんな野望を持っていた。
実現する可能性は高くない。そう思っていた矢先、ランボルギーニ・カウンタックやランチア・ストラトスのデザインも手がけたマルチェロ・ガンディーニが興味を示したことがきっかけとなり、夢のスーパーカー製作プロジェクトは本格的にスタートしたのだった。
1988年。当初の思惑通り、世間をあっと驚かすスーパーカーが誕生した。名前はチゼータV16T。最大の特徴はエンジンで、なんとランボルギーニ・ウラッコに搭載していた3L V8エンジンを背中合わせに2基組み合わせていたのだった。故にV16気筒である!!
搭載位置はミドシップで、総排気量は6L。最高出力は568psを発生し、最高速度は328km/hと脅威的なスペックの持ち主だった。
世界的な情勢の悪化もあって生産台数はわずか15台程度に留まったものの、大人気レースゲームのグランツーリスモシリーズに収録されていたこともあって、人気は非常に高い。
2人の男の願望から始まった、スーパーカー製作ストーリー。チゼータV16Tには、大人の夢が詰まっているドリームカーなのだ。











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