コツその3「先進運転支援を賢く使いこなそう」
そして、筆者がミドル世代にぜひともお薦めしたいのが、最新のADAS(先進運転支援システム)を搭載しているクルマ。SNSなどでは、「運転支援に頼っているから運転が下手になる」や「ボケ防止のためにはマニュアル車に乗ったほうがいい」という声もみられますが、最新鋭の運転支援システムには、モビリティに関する知見を拡げるうえでも、いまこそ触れておいてほしいのです。
トヨタの「Advanced Drive」や、日産の「プロパイロット2.0」は、高速道路上でのハンズオフドライブが可能であり、遠くまでドライブをする際の最強の武器となってくれます。また、スバルの「アイサイトX」やBMWの渋滞運転支援機能も、高速道路上での渋滞時にハンズオフができます。
もちろんすでに活用している人もいると思いますが、「ACCやハンドル支援があれば十分。それ以上のADASは使いこなせないし望まない」と考えている人も少なくないでしょう。ただ、ACCとハンズオフができるADASとの違いは、味わってみないとわからないもの。また、運転支援から自動運転へと、最先端技術がまさに構築されていくようすを追いかけていくことができるのは、余裕の出てきた50代だからこそできることだと思います。普段は自分が運転し、ちょっと疲れているときはクルマに任せるなど、技術を賢く使いこなしてみてほしいのです。
筆者のお薦めは、新型クラウンエステートと新型フォレスター!!
ここからは筆者がミドル世代にお薦めしたいクルマをご紹介しましょう。まずお薦めしたいのがトヨタの「クラウン」です。今作から4つのバリエーションでのラインアップとなったクラウンですが、全てのバリエーションに渋滞時にハンドルオフができるアドバンストドライブが用意されています。
なかでも筆者がお薦めしたいのが新型「クラウンエステート」。シリーズでもっとも広い荷室を持ち、遊びに忙しいアクティブ50代にはピッタリです。ハイブリッド車(税込635万円)とPHEV(810万円)のラインアップがありますが、ロングドライブを頻繁にするならば、走りに余力のあるPHEVのほうが断然おすすめ。2025年度は60万円のCEV補助金が受けられますし、20.0km/Lの低燃費と、89kmのEV航続距離(WLTCモード)も備えていますので、普段使いからロングドライブまで、超便利な一台です。
また、2025年3月に登場となったばかりのスバル新型「フォレスター」もお薦めです。ターボエンジンモデル(404万円~)と、最新鋭のストロングハイブリッド(Xブレイク420万円~、プレミアム448万円~)の2モデルがありますが、アイサイトXを搭載しても、約15~20万円の価格アップとコスパに優れるのが魅力。
新型フォレスターはまた、フルインナーフレーム構造の新ボディを採用したことで、高剛性と軽量化の両立も実現しており、剛性感ある静かで滑らかな走りや、軽快で上質なハンドリングを味わうこともできます。上質な走りは運転に余裕をもたらし、疲れにくさにも大いに貢献してくれることでしょう。最小回転半径5.4mという小回り性能もうれしいポイントです。
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これからのライフスタイルをイメージして、コストはトータルで考え、最先端の技術を賢く使いこなす。自分自身のためのクルマを選び、最高の一台と、最高の時間を手に入れましょう。
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コメント
コメントの使い方薦めた所で、果たして読者層である“エコーチャンバーおじさん”どもに買える財力(と決断力)があるのかと。