量産型EVの元祖は日本から
●日産 リーフ
欧州を中心に進められたEV(電気自動車)推進政策は、ここにきて方向の修正を余儀なくされている。
これはEVにも多くの課題があるからなのだが、それでもEVが将来の二酸化炭素削減に向けた指針のひとつであることも事実。
そんなEVだが、世界で初めて本格的に量産されたモデルが日本製なのはご存じだろうか?
それが日産のリーフであり、5人が乗車できる普通乗用車としては世界初の量産車といわれている。
初代リーフがデビューしたのが2010年で、初期モデルでは満充電からの走行距離200kmを実現。同クラスのガソリンエンジン車やハイブリッドモデルに比べると短いものの、日常使用なら十分に耐えられる性能を持っていた。
既存のEVに比べて高い実用性を発揮したリーフは、環境問題に対する関心の高まりも加わって市場に受け入れられ、日本国内はもちろん、海外においても好調な売り上げを記録している。
初代リーフは2018年まで販売が行われ、2025年には3代目モデルの登場が発表されている。
現在は世界各国のメーカーからさまざまなEVが登場していて、リーフは突出した存在にはなっていないが、それが世界初の名誉を傷つけるものではない。
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