鋭意開発中の日本生まれのeVTOL(空飛ぶクルマ)、スカイドライブ SD-05が、国土交通省航空局から適用基準を発行された。これで型式証明取得のための審査要件が示され、eVTOLの実用化に向け大きく前進。eVTOLが飛び交う日も近い!?
※本稿は2025年3月のものです
文:角田伸幸/写真:SkyDrive
初出:『ベストカー』2025年4月26日号
実用化へと着実に前進
日本から生まれた空飛ぶクルマ(eVTOL機)の開発元、スカイドライブが実用飛行にまた一歩近づいた。同社が開発中の機体「SD-05」が、国土交通省航空局から型式証明のステップとなる適用基準を発行されたのだ。
適用基準とはなにかというと、eVTOL機のような新種の航空機に対して、「型式証明を取るにはこんな基準をクリアしてくださいね」と示される具体的な審査要件を指す。これが固まることで初めて目指すゴールが見え、証明計画の日程も立てられるわけだ。
SD-05の適用基準だが、乗客数19名以下かつ最大離陸重量1万9000ポンド以下の固定翼機に適用される「耐空性審査要領第II部(第61改正)」をベースに構築されるという。
なお日本の認証プロセスは米国連邦航空局のそれとも重複する部分が多いため、今回の適用基準発行はSD-05のアメリカでの飛行にも大きなステップとなる。







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