5月8日に2024年度通期決算を発表した三菱自動車。クルマ好きの目は、その場で公開された今後の商品戦略の図に釘付けとなった。いつか出るといわれている「パジェロ」の姿がないじゃないか!!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:三菱自動車
【画像ギャラリー】パジェロになりそう? DSTとパジェロスポーツをじっくり見て!(20枚)画像ギャラリーパ、パジェロはどこにあるのよ!?
問題の図は、決算発表の終盤、中期経営計画である「Challenge 2025」の進捗の中で公開された。今後の商品展開フローを、アセアン、グローバル、OEMという3つの切り口で示しているのだが、三菱ファンとしては気になることがある。復活が噂されているパジェロの名前がないのだ。
正確にいうと、アセアンのエリアに「次期パジェロスポーツ」の名前はある。しかし日本のファンからすれば、パジェロスポーツはやっぱりチャレンジャーにすぎない。レンジローバースポーツとレンジローバーが異なるように、「スポーツ」が付かないパジェロがほしいのだ!
パジェロに残された3つの選択肢とは?
同じ図をもう少し眺めてみよう。次期パジェロとなりそうなクルマはないだろうか?
まずはアセアンで2025年度中に出るといわれるDST。このクルマ、すでに2024年秋にコンセプトモデルを公開済みだが、ミッドサイズの3列SUVという点はパジェロの資格がありそう。しかし残念ながら答えはノー。エンジン横置きのモノコックボディという点が決定的にパジェロと違うのだ。
ちなみに2025年度中に出るクルマはもう3台ある。1台は「次期軽乗用」とあるが、これはまもなく発売される日産ルークスの兄弟車。次の「グランディス」は懐かしいミニバンの復活ではなく、ルノーのコンパクトSUV「シンビオズ」のOEM車だ。
最後に「Compact SUV BEV」という記載のクルマだが、こちらはアナウンス済みの日産リーフの兄弟車となる。つまり3台のどれもパジェロとは関係がない。
となると、パジェロの将来は3つの選択肢に絞られる。一つは開発計画から除外して復活を見送ること。もう一つはパジェロスポーツをパジェロの後継に位置付けること。最後が、当該図の「グローバル」の項にある2台のシルエットのどちらかとして復活することだ。
もちろん、三菱ファンとしては3番目を期待せずにはいられない。トヨタのランクルや日産パトロールの人気からも分かる通り、日本の本格オフロードモデルは世界中で圧倒的な支持を集めている。
パジェロにはぜひとも、三菱を代表するグローバルモデルとして復活してほしい!






















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