走行中に突然の豪雨!! 前が見えない!!!! どうするのが正解?

ただ、ワイパー最速にしても視界が確保できないようなら、雨が収まるのをまとう

 ただ、ワイパーを最速にしても視界が確保できないような豪雨の場合は、やはり安全な場所にクルマを止めて雨が収まるのを待つのが最善です。高速道路では、最寄りのサービスエリアかパーキングエリアに、一般道でも道路外の駐車場(地下駐車場はNG)に避難をしてください。路肩など道路上での停車は、後続車から追突されてしまう恐れがあるため危険です。やむを得ない場合は、ハザードランプに加えてブレーキランプも点灯させ続けるなど、後続車から確認しやすいような対策をしましょう。

 気象庁のWEBサイトでは、1時間雨量が50ミリ以上ではクルマの運転は危険とされています。この1時間降水量50ミリ以上は、2024年は全国でなんと346回も発生したとのこと(気象庁)。80ミリ以上も23回、100ミリ以上も2回発生したそうです(いずれも2024年)。こうした豪雨は年々増加傾向にあるそうで、最近10年間(2015~2024年)の平均年間発生回数(約334回)は、1976~1985年の平均年間発生回数(約226回)と比べて約1.5倍に増加しています。

 地球温暖化が影響していると思われるそうで、この傾向は今後も続く可能性があります。「たかが雨」と思うことなく、危険を感じたらとにかく安全な場所に避難し、状況が改善することを待ちましょう。豪雨が予想されている場合は、事前にクルマでの移動を諦めるという判断も、安全のためには必要です。

気象庁のWEBサイトでは、一時間雨量が20ミリを超えるとワイパーを速くしても見づらく、30ミリ以上になるあとハイドロプレーニング現象が発生、50ミリ以上ではクルマの運転は危険とされている(気象庁:「雨の強さと降り方」より)
気象庁のWEBサイトでは、一時間雨量が20ミリを超えるとワイパーを速くしても見づらく、30ミリ以上になるあとハイドロプレーニング現象が発生、50ミリ以上ではクルマの運転は危険とされている(気象庁:「雨の強さと降り方」より)
ワイパーを最速にしても視界が確保できないような豪雨の場合は、安全な場所にクルマを止めて雨が収まるのを待つのが最善。事前に豪雨が予想されている場合は、クルマでの移動を諦めることも必要(PHOTO:写真AC_おーちゃん2号)
ワイパーを最速にしても視界が確保できないような豪雨の場合は、安全な場所にクルマを止めて雨が収まるのを待つのが最善。事前に豪雨が予想されている場合は、クルマでの移動を諦めることも必要(PHOTO:写真AC_おーちゃん2号)
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