クルマは走らせないのもよくない
クルマの代表的な消耗品としてはほかにも、エンジンオイルや補機用バッテリーなどありますが、エンジンオイルや補機用バッテリーを傷めないようにするには、ある程度クルマを走らせることが必要です。
たとえば、近所の買い物や送迎程度にしかクルマを使っていない場合、エンジンオイルには「スラッジ」とよばれる汚れが蓄積していきます。エンジンは低速で走行しているときやアイドリング時などの低回転の状態では、不完全燃焼を起こしやすく、不完全燃焼によって発生したススがスラッジとなって蓄積されていってしまうのです。補機用バッテリーも、十分な充電ができないことで、バッテリー上りを起こしやすくなります。クルマは走らせることで消耗していく面もありますが、実は走らせなくてもよくないのです。
スラッジは、エンジンをある程度回転させることで除去することが可能であり、補機用バッテリーも、エンジンを長い時間かけて走行することで活性化させることができます。週に1度は、エンジンがある程度の回転数に達するよう、50km程度のドライブをするようなイメージで、クルマを走らせるようにしてください。
補機用バッテリーに関してはまた、純ガソリン車でアイドリングストップ機構がついているクルマの場合は、オフにしておいたほうが長持ちします。燃料消費量はわずかに増えますが、補器用バッテリーを交換する費用に比べたら微々たるコストですので、コストを重視するなら、アイドリングストップ機構はオフでいいと思います。

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ほかにも、クルマに余計な荷物を載せっぱなしにしないことでも燃料の消費が抑えられますし、タイヤの摩耗も遅らせることができます。タイヤに関しては、タイヤローテーションを定期的に行うことで、均一に摩耗させることができるため、寿命をまっとうさせることができます。
クルマの消耗品に関しては、適切なタイミングで交換するということも、コスパのいいカーライフにおいては必須。交換タイミングを守らないことは、致命的な故障や、悲惨な事故に繋がってしまう可能性があるからです。お得なカーライフは日々のメンテナンスから。ぜひ参考にしていただき、愛車を長く楽しんでください。
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コメント
コメントの使い方タイヤ空気圧は、最も簡単で・最も金掛からず・最も効果が大きい、チューニングです。
やらないだけ損。でも織戸さんみたいにコンビニがある度に寄って調整して車学ぶってのは、大変ですよね。
給油ごと、ひと月ごとでもいいんです。とにかく、自分で管理して、愛車のエアが前後どれだけの数値か把握している状態、を作りましょう。
そこさえできれば、後は自然に認識と経験が増えていきます。