長く乗れる17系はアスリートを探せ!
今もなおトヨタ販売店に入庫し続ける息の長い17系は、ほとんどがアスリートなのである。なぜロイヤルよりもアスリートの方が、大きな故障もなく安定しているのか、その確たる理由にはたどり着けていないのだが、一つ言えることはロイヤルユーザーよりもアスリートユーザーの方が、クルマをしっかりと見ているということ。
つまりアスリートに乗っていた人の方が、定期メンテナンスをしっかりと行い、消耗部品をケチらずに変えている人が多い。鉄腕の17系とはいえ、ノーメンテで健康な状態を維持できるわけではない。しっかりとしたメンテナンスがあって、初めてクルマの底力が発揮されるのである。
20万キロは普通、30万キロでちょっとガタが来て、40万キロ手前でターボなどに不具合が出てくる17系クラウン。今から10万キロ超20万キロ未満の中古車を検討する場合は、アスリートの整備歴がしっかりとしたクルマを選ぶと良いだろう。
しっかりと走ったクルマは壊れにくい。これを四半世紀かけて自動車ユーザーに教えてくれているのが、17系クラウンという存在だ。あと10年くらいは、現役で走り続ける姿を見ることができるのではないだろうか。

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