日本で「セナ・プロ時代」のF1ブームが訪れた頃、ロードカーの販売に乗り出したマクラーレン。コロナ禍以降に経営状態が悪化し、イギリスの新興メーカー、フォーセブンとの経営統合を発表。また新たなスーパーカーを見せてくれるのか!?
※本稿は2025年5月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:マクラーレンオートモーティブ ほか
初出:『ベストカー』2025年6月10日号
経営状態改善を目指すマクラーレン
マクラーレン・オートモーティブが、イギリスの新興メーカー、フォーセブンとの経営統合を発表しました。深刻な経営状況の立て直しを図るとともに、車種ラインナップの拡大に取り組む見通しです。
●片岡氏のコメント
マクラーレンはボクたち世代にとっては憧れの的。また、スーパーカーの分野でもフェラーリやランボルギーニとともに絶大な人気を誇っている。走りの実力も非凡だが、新型コロナの流行以降は経営が著しく悪化していたんだよね。
2024年にはUAEの政府系ファンド、CYVNホールディングスがマクラーレンの買収を発表した。そして出資しているフォーセブンに組み込まれたんだ。
フォーセブンは2022年設立のイギリスの新興メーカーで、EVの発売はこれからだが、ジャガー・ランドローバーやロータス・カーズとともに、EV開発に熱心に取り組んでいる。
ランボルギーニやポルシェが販売している高級SUVが人気だから、この分野に新型車を投入し、経営不振からの脱却を目指すのだろう。頑張ってほしいね。

















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