世界初の量産燃料電池自動車として登場したトヨタ MIRAI。初代登場直後には、年間販売目標を大きく上回る台数を短期間で販売し、まさに未来を予感させる滑り出しだったが、最近では存在感の低下が否めない。もう一度注目を浴びる方法は!?
※本稿は2025年5月のものです
文:清水草一/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年6月26日号
トヨタ MIRAI(726万1000~846万円)2025年1~4月平均月販台数:7台
●こんなクルマです
日本が誇る燃料電池乗用車だ。まさに世界の特別天然記念物! 現行は後輪駆動となり、航続距離は約850kmを確保。
●ココがナイス!
何がナイスかって、そりゃもうおカネさえ出せば買えるちゃんとした燃料電池車だってことに決まってんじゃん! トヨタが数十年間にわたって開発を続けた燃料電池システムが、誰でも買えるというだけでナイスすぎて涙が止まらないよ。これ作るのにどれだけの努力が必要だったか!
結果的にあまり売れてないけど、販売台数が少ないほど、そのぶん一台あたりのナイスな価値は高まるってもんだ。補助金もたんまり(約145万円)もらえるし、すべてがナイス!
●清水草一氏からの「目立たせるための」処方箋
ガソリンや軽油の販売を禁止しろ。

















コメント
コメントの使い方そもそも水素ステーションが少ないのが原因なのでは🙄
燃料電池車作っているメーカーも今の時点ではトヨタやホンダくらいしかないだろうし
クルマとしての完成度は素晴らしいのですが、水素価格がわずか数年で2.5倍にも値上がりしました。満タン13,000円超で実走行500km程度です。V8 5Lガソリンエンジン同等の燃料代がネックですね。