注目される「古古古米」になぞらえ、同時期に登場したクルマを古古古米カーとして評価していくこの企画。2022年に登場した軽BEVの日産 サクラは近距離移動用と割り切ったコンセプトでヒットしたが、その味わいはどう変化した!?
※本稿は2025年6月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年7月26日号
※中古相場は荻原文博氏調べ
※2025年累計販売台数は1~5月
※主要諸元中のMはモーター
日産 サクラ(2022年5月発表)259万9300~308万2200円
●DATA
・2025年累計販売/7636台
・2022年式中古相場/約110万~約244万円
・主な変更履歴/2022年12月:価格改定 2023年12月:90周年記念車(特別仕様) 2024年5月:一部改良
●デビュー時の印象
EVは1回の充電で走れる距離に限界があり、短距離移動用のセカンドカーに最適だ。サクラは軽自動車だから、日本のEV需要にハマって人気車となった。
●現在の味&評価
2022年5月に発表された後、2024年5月に仕様変更を実施した。XとSにバックビューモニターとディスプレイ付き自動防眩ルームミラー、Gには助手席シートヒーターを加えている。
ただしサクラは、発売後の値上げも行った。発売時点で最上級のGは294万300円だったが、今は308万2200円だ。装備を充実させたものの、約14万円高い。
国から交付される補助金額は、発売時点では55万円、現在は57万4000円だが、トータルで考えるとサクラは発売当初よりも割高だ。
なお、軽乗用車のEVは、今のところサクラとeKクロスEVのみだから、走行性能などの評価は発売当初と変わらない。
●日産 サクラ採点チェック(登場時→現在)
・パワーユニット:7点→7点
・ハンドリング:6点→6点
・乗り心地:7点→7点
・運転支援機能:6点→6点
・コスパ:7点→5点
★総評:美味しいが値上げがネック

















コメント
コメントの使い方大ブレークしたの?
中古車市場に大量に流れてるって噂だけど…
まるまる 三菱i-MiEV