A/Cスイッチは季節を問わず積極的に使用する
エアコンを長持ちさせるコツは「A/Cスイッチをオンにしてエアコンを適度に使う」に尽きる。
エアコンを使うと「パワーが食われる」「燃費が悪くなる」と考える人は多く、冬はA/Cスイッチを入れなくても暖房が使えることもあって、暑い時期になって初めてA/Cスイッチをオンにする人もいる。
しかし、クルマの寿命を延ばすためには「乗らない時間を作るより、適度に動かす」ことが重要なように、機械であるカーエアコンも使わない時間を作るより、適度に使うことをお薦めする。
エアコンガスは規定量を守るべし!
エアコンの冷房が利かない場合、少しクルマに詳しい人だと「エアコンガスの補充で直るんじゃないか?」と思いがち(実は筆者もそうだった)。
そこで、単にショップでガス補充のみ頼んだり、ネットなどでマニホールドゲージなどの機材を購入して、ネットの作業動画などを参考に自身でエアコンガス補充を試みる人もいる。
また、ガソリンスタンドで「エアコンの利きが悪くて……」と言うと、「ガスを補充すれば大丈夫!」と、なんとなくの量のエアコンガスを入れてくれる場合もある。
しかし、エアコンガスは「冷媒充填量:300±30g」などのように多くはボンネット内のコーションラベルによって規定量がきちんと表示されている。
そして、これを超える量を充填すれば「もっと利く!」ようになるわけではなく、むしろ利きが悪くなることもあることは知っておきたい。
さらにラベルには「冷媒補充時は全量回収後に規定充填量を封入のこと。(追加補充禁止)」などの記載があるものもあり、エアコンガスとして使用されるR12やR134aの補充作業は違法ではないものの大気解放は違法で、ましてや回収となるとDIYレベルでは正しく作業できるものでもない。
よって、カーエアコンの利きが悪いと感じたら、無駄なストレスや余計な出費を避けるためにも、一度、専門ショップでの診断・修理を検討するのが賢明だ。
【画像ギャラリー】エアコンが利かない理由とは?(6枚)画像ギャラリー







コメント
コメントの使い方マグネットクラッチが付いているのは軽ややっすい車だけで、今どきのまともに金のかかった車ならコンプレッサーは可変容量型でマグネットクラッチなんかありません。