スバルアルシオーネSVXは究極の2ドアGTだった…これが333万円~って…いい時代だったなあ……

「ロングドライブに特化したGTカー」という哲学の完成度こそが、アルシオーネの真価

 速さを誇るよりも「遠くを心地よく速く結ぶ」ことを価値としていた、アルシオーネSVX。独創的なキャノピー、専用フラット6エンジン、AWDが生む上質な巡航性能は、走りのゆとりを存分に堪能させてくれ、価格が高価だったことで、販売面では苦戦したものの、アルシオーネの「ロングドライブに特化したGTカー」という設計思想は、いまなお高く評価されている。この「ロングドライブに特化したGTカー」という哲学の完成度こそが、語り継ぐべきアルシオーネSVXの真価であり、誕生から30年以上を経たいまも、その魅力が色あせない理由だろう。できることならば現代の国内ラインアップにも欲しい存在だ。

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