海外チューナーとして広く名前を知られているブラバスが、またとてつもないモデルを販売すると発表した。正規モデルがカタログ落ちしているGクラスカブリオレのハイパワーモデルである。どうやって? どんな性能? その気になる内容を解説したい。
文:古賀貴司(自動車王国) 写真:メルセデス・ベンツ、ブラバス
【画像ギャラリー】ブラバス謹製の内装が圧巻すぎ!! 今でも新車で買える!? Gクラスカブリオレがこれだ(11枚)画像ギャラリー今でも買える2種類のGクラスカブリオレ
2013年、メルセデス・ベンツの公式カタログから姿を消したGクラスカブリオレ。それから10年以上が経過した今、中古車市場でこの名車を見かけることはほとんどない。たまに出品されれば、その価格高騰ぶりに誰もが驚かされる。
そんな幻の存在となったGクラスカブリオレが、近々メルセデス・ベンツから「スペシャルエディション」として再投入される予定だという。先日公開されたティザー写真は、ファンの間で大きな話題となった。
だが、実は今この瞬間にも、新車でGクラスカブリオレが買えることをご存じだろうか?その答えは、ドイツの老舗チューナー、ブラバスにある。
同社が発表したのは、最新世代のメルセデスAMG G63(W465)をベースとした2つのカブリオレモデル「BRABUS 800 CABRIO」と「BRABUS XL 800 CABRIO」だ。
独自開発のソフトトップルーフを持つGクラス
容易に想像がつくだろうが、価格は決して安くない。両モデルに共通するのは、500点以上の特注部品で構成される2ピース式ソフトトップシステムだ。
最先端のCAD技術と高強度スチールを駆使したこのルーフは、ボタン操作ひとつでわずか約20秒で開閉する。
特筆すべきは、世界初となるフロントルーフ部のカーボンファイバー製補強フレームだ。これにより高速走行時でもルーフの形状を安定させ、風切り音を劇的に低減する。
ソフトトップ後端は車体に組み込まれたスチール製ロールバーと一体化し、カーボンファイバー製カバーによって安全性とデザイン性を両立させている。オープンカーでありながら、これほどの剛性を実現するとは、さすがの一言だ。
速さ、豪華さを兼ね揃えたBRABUS 800 CABRIO
BRABUS 800 CABRIOのパワートレインは、チューニングが施された4.0リッターV8ツインターボ。最高出力800馬力、最大トルク1000Nmという圧倒的な数値を叩き出す。
ブラバス製ターボチャージャーと新たなECUマッピングにより、6600回転で最高出力を発揮し、9速ATとフルタイム4WDシステムを介して、0-100km/h加速はわずか4.0秒だ。最高速度は240km/hに制限されるが、あくまでも安全上の配慮から。
メタリックブラックの外装を纏うこのモデルは、「ワイドスター」と名付けられたワイドボディ仕様と24インチ鍛造ホイールの組み合わせで、圧倒的な存在感を放つ。
フロント10J×24、リア12J×24というアグレッシブなサイズに、ハンコックVentus S1 evo ZX高性能タイヤ(295/30 ZR24 / 345/25 ZR24)を装着。
調整式スポーツスプリングにより、サスペンションを20mmまたは40mm下げることで、オンロードでのハンドリング性能を最適化している。
インテリアは砂色の「オックスフォードサンド」と茶色の「カイロスブラウン」レザーで仕立てられ、メタリックブラックの外装との対比が美しい。
トランク部分までレザーで仕上げられた内装は、ハイパフォーマンスなだけでなく真の高級車の証だ。オープン走行時に首元へ温風を送り、快適性を大幅に向上させている。















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