新車価格42.5万円!! 国民車として大活躍の「スバル360」次に日本でブレイクした国民車は?

新車価格42.5万円!! 国民車として大活躍の「スバル360」次に日本でブレイクした国民車は?

 ラーメンやカレーが「国民食」と言われるように、クルマにも「国民車」という概念がある。多くの人々に長く愛され続けている存在を意味する呼び方だ。世界の多くの国々にある国民車だが、ここでは日本の国民車を振り返ってみよう。

※本稿は2025年9月のものです
文:ベストカー編集部/写真:スバル、トヨタ、ホンダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年10月10日号

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コンパクトから広々空間へ

1958年登場のスバル 360。販売価格は42.5万円。平均大卒初任給1年分だった
1958年登場のスバル 360。販売価格は42.5万円。平均大卒初任給1年分だった

 国民的スターと呼ばれる人々や、国民的アニメと称される作品がある。「国民的」が意味するもの。それは、幅広い世代に受け入れられ、長く愛され続けていることを指す。

 自動車の世界にも「国民車」と呼ばれる存在がある。実用性が高く親しみやすい雰囲気を備え、手に入れやすい価格帯であることが条件とされる。

 日本における国民車の先駆けとなったのは、1958年に登場したスバル 360だ。丸みを帯びたデザインから「てんとう虫」の愛称で親しまれ、日本に自動車文化を広める火付け役となった。

 その後、より余裕のある走行性能と快適性を備えたカローラが「マイカーブーム」を加速させる。そして現在、日々の生活に便利な軽スーパーハイトワゴンのN-BOXが人気だ。

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