東京オートサロン2025で公開されたGRヤリス Mコンセプトがいよいよスーパー耐久シリーズ第6戦岡山を走る。冷却性能に苦しんだが、レースに出場できるまでに仕上げてきた。新型G20Eエンジンのポテンシャルは想像以上で期待しかないが、意外な課題も……
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】あ、オートサロンで見たやつだ!! 夢のミドシップ仕様GRヤリスがS耐で爆走!? しかもテンロクじゃなくて2Lだとぉ!?(5枚)画像ギャラリード迫力のオーバーフェンダーと気持ちのいいレーシングサウンドに気持ちが高鳴る
GRヤリスに搭載されている3気筒1.6Lターボエンジンを「ミドに積んだら面白くない!?」と思い付いたのがモリゾウさんなら、「1.6Lじゃ物足りない。2Lでやってみよう」と提案したのもモリゾウさん。
モリゾウさんが鍛えるGRヤリス Mコンセプトがついに迷彩を外し、岡山国際サーキットを走った。
新型2LエンジンG20Eのサウンドは3気筒のGRヤリスのサウンドとは明らかに違い、滑らかで気持ちのいいレーシングサウンドを轟かせていく。
前後に大きく張り出したオーバーフェンダーは迫力満点・タイヤはフロントに260/660R18、リアに300/660R18を装着し、ミドシップ4WDの強烈なトラクションを受け止める。
見ているかぎりコーナリングスピードは明らかに速く、ミドシップ4WDの狙いであるアンダーの解消ができているのかもしれない。
注目のミドに搭載されたG20Eは冷却のための太いダクトで隠れている。エンジンがコンパクトゆえにGRヤリスに搭載できているが、スペース的には厳しく、エンジンや補器類でぎっちり埋まっている。
今回新たに冷却用としてサイドにエアを入れるダクトが設けられ、これが冷却にかなり効いているらしい。
冷却性能を大幅に強化した一方でミドシップならではの悩みも!?
「速いし順調ですね?」とGRヤリスMコンセプトを開発する齋藤尚彦チーフエンジニアに声をかけると、意外な言葉が返ってきた。
「エンジンがいいだけで、クルマとしてはぜんぜんできていません。リアに重いものを載せて走るので、クルマの動きがシビアになり、予想できない挙動が出て、特にブレーキングが難しいんです」
ミドシップはシビアな動きを見せるとよく言われるが、GRヤリス Mコンセプトも例外ではないらしい。
さらに「クルマは走る、曲がる、止まるの順で開発するのですが、このクルマは、止まる、曲がる、走るの順番に開発しなければなりません。とにかく止まるが難しい」と教えてくれた。
GRヤリスだと予想ができるがMコンセプトはまだデータがなく、エンジニアたちの予想と違う動きをしているということだろう。
「今はたくさん走ってデータを取り、知見を貯めることが大事です」と齋藤さん、トライ&エラーでMコンセプトを鍛えていくという。
はたしてモリゾウさんの評価はいかに? 続報をお届けしよう。







コメント
コメントの使い方1分38秒をコンスタントに出す凄い速さがあり、順調かとおもいきや、実は安定して止まるのにも苦労してたとは。
難題そうだけれど、ここを乗り越えたら更に速くなっちゃうということで末恐ろしい。技術的に得るものも大きそう