電動パーキングブレーキなど、登場してからあっという間に標準的になった装備もあれば、爆発的に流行したあと、ウソのように見なくなってしまう装備もある。ここでは、流行らなかった装備として「流れるウインカー」を取り上げる。
※本稿は2025年10月のものです
文:吉川賢一/写真:トヨタ
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
クールでありながらどこか気恥ずかしい……
一時期はレクサス車やトヨタ車、アウディ車、フォルクスワーゲン車などを中心に盛んに採用されていた「流れるウインカー」。
2009年にアウディ A8が世界で初めて搭載し、以後一気に採用が広がっていった。目新しさも手伝い、流れるように光るウインカーに、憧れを抱く人は少なくなかったと思う。
しかし、現在、流れるウインカー採用車種は限られている。2022年11月に登場したレクサス RXには、先代では搭載されていた流れるウインカー(シーケンシャルターンランプ)は搭載されていなかった。
とはいうものの、2023年6月に登場したトヨタの現行アルファード/ヴェルファイアでは採用されるなど、同一メーカーでも、車種ごとに対応が変わっている現状もある。

なぜ採用が減ってきたのか? 流れるように光るところがデコトラのように見えたことや、軽自動車にまで普及したことで、高級感や先進感がなくなったことが原因といえるだろう。
今後はそのクルマのキャラクターによって、流れるウインカーの採用/不採用が決まっていく装備になると思われる。
●最後にひとこと
ちょっと「お下品」なイメージになりましたかね?













コメント
コメントの使い方昔のシーケンシャルウインカーは一コマずつランプがついてホントに流れてるようだったけど、最近のは吹き戻しみたいに順番に全部ついて消える…だからかっこ悪いんだよね…笑