SUVに求められるイメージは、頑強さや悪路での走破性だ。ずんぐりとしたボディは「ぽっちゃり系」であちつつ、パワフルな「ガッチリ系」か。そのパワフルさを走りにも存分に活かせるクルマが、ここで取り上げるマツダ CX-60だッッ!!
※本稿は2025年10月のものです
文:FK(自動車ジャーナリスト)/写真:マツダ
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
※「ぽっちゃり系爆速車度」は最高5点。ベストカー編集部独断で判定
車重を感じさせない2種の直6のパワフルさ!
2t近い「ぽっちゃり系」車両重量ながら、パワフルさと俊敏な走りを味わえるミッドサイズSUV、マツダ CX-60。注目すべきは、4種類という多彩なラインナップを誇るパワーユニット。
なかでも直6、ディーゼルエンジンに電動化技術のM HYBRID BOOSTを組み合わせたe-SKYACTIV D 3.3と、排気量アップによる高出力化とクリーンな排ガス性能を同時に実現した直6ディーゼルエンジンのSKYACTIV-D 3.3という2種類の直6に、心を躍らせたクルマ好きも少なくないだろう。
アクセルを踏み込んだ瞬間から、モーターによるサポートが人馬一体の走りを提供してくれるe-SKYACTIV D 3.3は、内燃機関では効率が比較的低い軽負荷領域においてモーターがサポートすることで、環境性能もアップするという優れモノ。
一方、パワフルな出力性能でありながら優れた燃費性能を兼ね備えたSKYACTIV-D 3.3は、高い出力に加え、余剰空気を燃焼改善に用いることで俊敏な加速レスポンス、高回転・高出力時のNOxエミッション低減を実現する。
さらに、これらのエンジン特性を存分に発揮させるべく、ダイレクト感と伝達効率に優れるトルコンレス8速ATを新開発。
加えて、ジオメトリーの変更によってしなやかな動きを実現したサスペンションなど、パワフルさと俊敏さの追求は枚挙にいとまがない。まさに「爆速SUV」と呼ぶにふさわしいモデル。













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