「コネクテッド機能前夜」のG-BOOK搭載……WiLL サイファ(2002年~2005年・1世代販売モデル)
異業種合同プロジェクト「WiLL」の第3弾として登場した、初代ヴィッツファミリーとなるコンパクトカー。ユーモラスなエクステリアに加え、現代のコネクテッド機能の前身となるG-BOOKを搭載するという功績も残した。
チョイ悪感がイケてる四角いヤツ!……トヨタ bB(2000年~2016年・2世代販売モデル)
初代ヴィッツベースの初代は「チョイ悪」イメージでヒット。パッソベースの2代目はオーディオに凝るなど、車内でくつろげるクルマを目指した。
個性は薄いが「まとまり感」あり……トヨタ カローラランクス/アレックス(2001年~2006年・1世代販売モデル)
9代目カローラのハッチバック。カローラらしく(!?)面白味こそ薄い代わりに、よくまとまったクルマで、兄弟車となるアレックスも設定された。
【ちょっとひと休み】対極にある「トヨタのデカいヤツ」
コンパクトの対極にある「巨大」でインパクト大なら、メガクルーザーとグランエースだろう。
メガクルーザーはもともと陸上自衛隊の「高機動車」として開発されたモデルだけに、道を選ばず走りぬける高性能な四輪駆動が魅力。全長5090×全幅2170×全高2075mmで「和製ハマー」と呼ばれるのも納得。
アル/ヴェルもひるむほどのグランエースは、全長5300×全幅1970×全高1990mmの堂々としたフルサイズボディ・ミニバン。2.8L、ディーゼルターボを搭載し、4列シート8人乗り仕様もあった。
斬新&楽しい混在オープン……トヨタ bBオープンデッキ(2001年~2003年・1世代販売モデル)
初代bBのピックアップだが、ドアは右側が前だけ、左側は観音開きという斬新さ。「どう使うか?」が難しく、短命に終わった。
ヴィッツと異なる世界観のコンパクト……トヨタ ist(2002年~2016年・2世代販売モデル)
初代と2代目ヴィッツファミリーにおいてクロスオーバー的な雰囲気を持つ存在。初代は若干ながらプレミアム感を持っていたこともあり成功したが、2代目は個性が薄れ残念ながら絶版に……。
ドアが左右違いのトールワゴン……トヨタ ポルテ(2004年~2021年・2世代販売モデル)
初代、2代目ともに低床フロア、右側は前後ヒンジドア、左側は開口部が大きい電動スライドドアがキモ。前出の2代目ラウムとは違ったタイプとなるユニバーサルデザインカー。
小さなセダン市場を耕した巨人……トヨタ ベルタ(2005年~2012年・1世代販売モデル)
プラッツ後継となる2代目ヴィッツの4ドアセダン。プラッツ同様約6年半の販売期間で13万4000台という意外に(!?)好調な販売実績だったが絶版の運命に。
ポルテ兄弟車は「精悍さ」マシマシ!……トヨタ スペイド(2012年~2021年・1世代販売モデル)
前出ポルテが2代目モデルに移行する際に加わった兄弟車。丸みのあるポルテに対し、スペイドは精悍な雰囲気の外観。実用的に使える豊富なシートアレンジも初代ポルテから継続された。
3ナンバー「ハッチバックカローラ」……トヨタ オーリス(2006年~2018年・2世代販売モデル)
日本のカローラファミリーはこの時期から5ナンバー系に加え、海外向け3ナンバーが販売された。オーリスは欧州向けカローラを日本仕様にした存在。



コメント
コメントの使い方トヨタは、一般人が選べる価格帯で個性的・先進的な車を出し続けた、挑戦のメーカー。
それが一部だけ切り取って80点主義だとか家電的だとか揶揄されてきた、不条理。
今や若い世代はそんな印象操作に縛られず、素直にトヨタを評価する人たちばかりです。
継続は力なり