「攻めの姿勢」は昔から!? トヨタの歴代「濃い」コンパクトカー集合!!

ハッチバック版「小さな高級車」……トヨタ ブレイド(2006年~2012年・1世代販売モデル)

トヨタ ブレイド(2006年~2012年・1世代販売モデル)
トヨタ ブレイド(2006年~2012年・1世代販売モデル)

 質実剛健なオーリスに対し、日本専用となるブレイドは直4、2.4Lの搭載やシックながら高級感あるインテリアなどでプログレ的な「小さな高級車」も目指したモデル。

マッスル系走りのV6・3.5L搭載!……トヨタ ブレイドマスター(2007年~2012年・1世代販売モデル)

 ブレイドを含め当時のFF系トヨタ車で幅広く使われた新MCプラットホームのポテンシャルは高く、ブレイドマスターは驚くなかれのV6、3.5L搭載。FF車だが大パワーを体感できるモデル。

2008-2009年「COTY」イヤーカー……トヨタ iQ(2008年~2016年・1世代販売モデル)

 全長2985mmでありながら後席があるレイアウト。エアコンの小型化など盛り込まれた技術は高レベルだったが、価格は当時140万円からと高価で、販売は低迷。

ファンカーゴのDNAここにあり!……トヨタ ラクティス(2005年~2016年・2世代販売モデル)

トヨタ ラクティス(2005年~2016年・2世代販売モデル)※2代目モデル
トヨタ ラクティス(2005年~2016年・2世代販売モデル)※2代目モデル

 ファンカーゴ後継のヴィッツのトールワゴン。特に初代はファンカーゴ同様のシャープなハンドリングを持ち、2代目はトレジアの名でスバルにOEM供給された。

3ナンバーモデルの四角いカローラ……トヨタ カローラルミオン(2007年~2015年・1世代販売モデル)

 北米のサイオンブランドで販売されたxBの2代目モデルの日本仕様。オーリスなどの海外カローラをベースにしており、ドレスアップの素材としての資質はいまだ高い。

【ダイハツOEMも濃い!】トヨタ デュエット(1998年~2004年・1世代販売モデル)

トヨタ デュエット(1998年~2004年・1世代販売モデル)
トヨタ デュエット(1998年~2004年・1世代販売モデル)

 サイズ小さめ&安価で登場したダイハツ ストーリアのトヨタ版。ストーリアにあった過激な競技ベース車となるX4は設定されなかったが、販売は好調だった。

トヨタ キャミ(1999年~2006年・1世代販売モデル)

 5ドアの小型SUVとなるダイハツ テリオスのトヨタ版。4WDシステムはFRベースのフルタイムという本格的なものを採用していた。

トヨタ スパーキー(2000年~2003年・1世代販売モデル)

 軽1BOXのアトレーワゴンをストレッチ&3列シートにし、1.3L搭載したダイハツ アトレー7のトヨタ版。価格は装備内容の関係でアトレー7に対し10万円ほど高かった。

トヨタ パッソ(2004年~2023年・3世代販売モデル)

トヨタ パッソ(2004年~2023年・3世代販売モデル)
トヨタ パッソ(2004年~2023年・3世代販売モデル)

 ブーンのトヨタ版。初代こそMT設定のマニアックなTRDスポーツMがあったが、2代目以降は薄味に。

トヨタ ラッシュ(2006年~2016年・1世代販売モデル)

 キャミ後継であるダイハツ ビーゴのトヨタ版。FRベースの4WDはフルタイムのセンターデフロック付き、ボディはビルトインラダーフレーム式モノコックと一層本格的なものとなった。

トヨタ パッソセッテ(2008年~2012年・1世代販売モデル)

 ヒンジドアのコンパクトミニバン「ブーンルミナス」のトヨタ版。狭すぎる3列目シートなどミニバンとしては全体的に中途半端な感が目立ち、短命に終わってしまう。

*   *   *

 振り返れば弾けたコンパクトカーの多いこと。トヨタは「記憶に残るコンパクトカーの宝庫」と再認識した次第。今後もどんどん攻めてほしい。

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