いまやほぼすべてのクルマが装備している「ウィンドウウォッシャー」。窓をクリアに保って良好な視界を確保することは運転者の義務だが、周囲への配慮なく使用することで、思わぬトラブルに発展することもあるという。どういうこと!?
※本稿は2025年10月のものです
文:井澤利昭/写真:AdobeStock ほか(トップ画像=bizoo_n@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2025年11月26日号
周囲への配慮なく使用すると思わぬトラブルに!
日本国内を走るクルマ、ほぼすべてに装着されている「ウィンドウウォッシャー」。
「洗浄液噴射装置」(ウィンドウウォッシャー)を装備することが、道路運送車両の保安基準第四十五条(窓ふき器等)の項目で定められており、コレのおかげもあり安全・快適な運転ができている。使い方は特に規定はなく、フロントガラスの汚れが気になった時に使うというケースが一般的だ。
ところが、走行中にこのウィンドウウォッシャーを使うと思わぬトラブルに発展することもある。飛び散った洗浄液が後ろを走るクルマにかかり、それを不快に思ったり、ひどい場合は「煽り行為」と勘違いされることがあるという。
こうしたトラブルは、速いスピードでクルマが流れる高速道路でよく起こるとされていて、ルール上は問題がない行為であっても周りへの気遣いのなさが原因となるケースが多い。「規定ではなくマナー」になるが、充分配慮して走行したいところ。
フロントガラスの汚れは安全運転に直結するので、周囲を走るクルマや一般道では歩行者を確認しつつ、ウィンドウウォッシャーで早めに汚れを落とすようにしたいものだ。







コメント
コメントの使い方後続車の場合は、車間距離ぶんの拡散作用があり、掛かったとしても「距離詰め過ぎたな」で諦められると思います。
辛いのは、信号待ちとかでトラックやミニバン等背の高い車の左隣に停まってのウォッシャー被り。拡散されず勢いよくドバっと掛けられます。
当然、窓が汚くてのウォッシャーなので、汚水が直に掛かります。十年洗車してなさそうな埃まみれのハイエースにやられた時は、泥団子を被弾したかのような汚され方でした。