いよいよ最低気温が10度以下到来! 寒い日には使い古したバスタオル! クルマの冬対策5箇条

スタッドレスタイヤにいつ交換する?

プラットフォームと呼ばれる残り溝が50%になった際にトレッド表面に現れるサインが出るまでは冬用タイヤとして使い、50%以下となったらそのまま夏まで使用して使い切って廃棄(Adobe Stock@kumi)
プラットフォームと呼ばれる残り溝が50%になった際にトレッド表面に現れるサインが出るまでは冬用タイヤとして使い、50%以下となったらそのまま夏まで使用して使い切って廃棄(Adobe Stock@kumi)

 ウインタースポーツや観光などで厳寒地へドライブに行くなら、スタッドレスタイヤだけでなくクルマ全体の冬支度をしておくことが大事だ。冬タイヤへの交換もショップに依頼するのであれば、雪が降ってから慌てて購入、交換の予約をするのではなく、気温がグッと下がる週間予報が出たころには交換の準備を始めたい。

 スタッドレスタイヤも5年以上経過したものは使用や保管状態によって、ゴムの硬化やトレッドの摩耗状態に差が出てくる。自分で判断がつかないなら、タイヤ専門店などで測定してもらい、早めに交換するようにしよう。

 スタッドレスタイヤへの交換のタイミングは地方によって異なるものの、「初雪の1カ月前」を目安とするのが一般的。北海道・東北北部は10月上旬〜中旬、関東・東海・近畿などは11月下旬〜12月上旬が目安。

 また、スタッドレスタイヤへの交換時期として、もうひとつ目安となるとされているのが最低気温が7℃以下になった頃。

 こちらはあまり雪の降らない地域でより参考になる目安で、その根拠は最低気温が7℃を下回ると夏用タイヤのゴム素材が硬くなりグリップが低下する点や、たとえ積雪がない場合でも朝晩の日陰やトンネル内などで路面が凍結する可能性が出てくるためとされている。

 東京の初冠雪の平年値は1月3日。毎年、首都圏に雪が降ると、サマータイヤを履いたまま走行する車両が多く問題となっているのはご存じのとおり。

 積雪や凍結した路面を夏用タイヤで走るのはスリップなどによる事故の危険があるのはもちろん、道路交通法第71条に基づく法令違反にもなってしまう。

 取り締まりの対象となれば、反則金6000円(普通車の場合)が科されることもあるため、これら目安となるタイミングが近づいたところで、スタッドレスタイヤへの交換を検討し始めるのがいいだろう。

2018年1月22日、都心部で4年ぶりに20cmを超える大雪が降ったが、その時にサマータイヤを履いたまま走り、坂道で道路を塞ぐクルマが目立った。写真はサマータイヤを履いたクルマを警察官が押している様子
2018年1月22日、都心部で4年ぶりに20cmを超える大雪が降ったが、その時にサマータイヤを履いたまま走り、坂道で道路を塞ぐクルマが目立った。写真はサマータイヤを履いたクルマを警察官が押している様子

見落としがちなクーラント液とウォッシャー液

凍結温度マイナス51℃まで対応可能(60%希釈時)。強力な防錆剤配合により、長時間サビから守る。CCI、クルマ用 ロングライフ クーラントエコロジーパック原液タイプ
凍結温度マイナス51℃まで対応可能(60%希釈時)。強力な防錆剤配合により、長時間サビから守る。CCI、クルマ用 ロングライフ クーラントエコロジーパック原液タイプ

 水分が大半のクーラント(冷却水)やウォッシャー液は凍結対策をする必要がある。ウォッシャー液は原液を継ぎ足して氷点を下げておくか、不凍タイプを選びたい。

 クーラントは万一凍ってしまうと、始動時に冷却水が循環しなくなってオーバーヒートを起こすこともあるし、最悪の場合シリンダーブロックが破壊されてエンジンが使い物にならなくなる可能性がある。

 クーラントの全量からリザーバータンクの容量を考えて、通常の希釈率から目的の氷点まで希釈率を下げるようにリザーバータンク内のクーラントを抜いて原液を継ぎ足してやる必要がある。

 面倒くさいからできないというなら、クーラントを全交換して原液のまま投入してしまえばいい。それでもオーバヒートするようなことはないし、真夏になる前に逆にリザーバータンク内を空っぽにして精製水を継ぎ足してやればいい。

 極寒の地ではドアなど開口部に汚れが付いていると水分を含んで凍り、貼り付いてしまうことがある。それを防ぐにはウェザーストリップの汚れを拭き取り、さらにシリコンオイルなど保護剤をスプレーしておく。これで貼り付き防止と破損予防の対策になる。

寒冷地対応のSOFT99ウィンドウケア オールシーズンガラコウォッシャーパウチパック
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