TRD:トヨタ ハイラックス スーパーワイドトレッドキット
TRDは毎年楽しませてくれる。2026年の春に国内販売される「スーパーワイドトレッドキット」がインストールされたハイラックスをベースにした競技車両を持ち込んだ。
キット内容は、前後オーバーフェンダーをワイド化。合わせてサスペンションも変更。リアのサスペンションにスペーサーを追加装備する。
ハイラックスは2tトラックと同じくらいの目線なのにスポーティな走りを体感させてくれ、高揚感があった。
制動時や旋回中の稼働領域が広いサスペンションが魅力で、悪路の走破性も考慮した味付けはクーペとは一味違う楽しみ方がある。
TRD:トヨタ ハイエース TRD Selection
スポーツモデルを持ち込むメーカーが多いなか、商用車「ハイエース」のカスタムも提案。国内外で人気の商用車に目を向けるのも悪くない。
制限速度のあるもてぎの外周路を試乗したが、前後ショックアブソーバーをアメリカで生まれた「KING SHOCKS」社製へ換装。
実績のある「カイザーロッカー」社のLSDをインストール。TRDロゴが入ったブリット製スポーツシートがとてもいい。現場終わりの疲れた身体を優しく包み込むホールド感が快適な帰路へ導いてくれるはずだ。
TRD:トヨタ 86 ZN6 Re:Evolution Package(仮)
ZN6型86(後期)がさらに牙を剥いた。開発の目標は、限定車「14R-60」の鋼のようなボディ剛性。ロールバーをねじ込んだかのような、シャキッと張りのある剛性感。
ハンドリングはナイフのような切れ味。ステアリングを一瞬でも動かせば、車体は競技車両さながらに瞬時に反応する。意のままに操れる感覚は経年劣化など微塵も感じさせない完成度だ。
アニメ『MFゴースト』の熱が冷めやらぬ今、主人公の愛機ZN6型86は、街に峠に、サーキットに、さらに確実に増殖していくだろう。
NISMO:日産 GT-R MY13 CRS+サスペンションバージョンアップキット(T-spec仕様)装着車
2013年式の「クラブマンレーススペック」。なぜ12年前のモデルを持ち込んだのか疑問だったが、NISMOの「匠としてのこだわり」があった。
提案されたのは「サスペンションバージョンアップキット」。年式が古くなったクルマのパーツは次々と廃版となり、再製造のハードルが高いことを知るNISMOだからこその発想だ。
クローズドコースと一般道を再現した外周路で試したが、経年劣化は感じなかった。
NISMO:日産 オーラ NISMO tuned e-POWER 4WD
「NISMOチューンドe-POWER」がインストールされた4WDモデル。コーナーの立ち上がりでアクセルを開けると、前後配分が絶妙に可変して危なげなく立ち上がる。サスペンションはノーマルなのに、この旋回性には驚かされた。アクセルを踏み込んだ加速状態ではトルク感のある瞬発力が魅力的。





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