盛況のうちに終了したジャパンモビリティショー2025。数々の出展車が我々を楽しませてくれたが、ベストカーの予想に反して「出展されなかった大物モデル」もあった。ここではその中の一台、新型三菱 パジェロの情報をお届けする。
※本稿は2025年11月のものです
文・予想CG:ベストカー編集部/写真:三菱、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年12月26日号
ニッポンのパジェロが7年ぶりに復活!
ジャパンモビリティショー(JMS)2025に出てもおかしくなかったクルマの筆頭は、新型パジェロだろう。編集部に入ってきた最新情報では、2026年末に日本で登場することが決まったとのこと。
海外ではパジェロスポーツの名で売られるこの新型。ベースはトライトンで、新開発の4気筒、2.4Lクリーンディーゼルターボ(204ps/47.9kgm)と6速AT、それに強力な走破性を実現するスーパーセレクト4WD-IIが組み合わされる。
すでに海外ではカモフラージュされたテスト車が公道を走っており、開発は最終盤に差し掛かっている。堅牢なラダーフレームに立ち気味のAピラーとボクシーなフォルムで、まさに「パジェロらしさ」にあふれた一台となる。
一方で、実は、トライトンは無骨なピックアップトラックに見えて、大容量バッテリーを搭載してPHEV化することも可能なラダーフレームを採用している。
その実用化のタイミングは不明だが、必要に応じて「電動化もできる構え」になっていることが大切なのだ。もちろん、この新型パジェロもその「構え」にはなっているはずだが、まずはディーゼルターボだけで登場するという情報だ。
トライトンベースの安定感にパジェロらしいフォルム!!
トライトンのボディサイズは全長5360×全幅1930×全高1815mm、ホイールベース3130mmで、かなり大柄(GSRグレード)。新型パジェロもこれに準じたサイズになるはずで、ランクル300や日産パトロール(2027年日本導入を発表)にも負けない、迫力満点の「クロスカントリー4WD」になりそうだ。
タイで生産して日本に逆輸入するのはトライトンと同じ。トライトンの価格は約500万〜540万円で、新型パジェロもそのあたりの価格帯となりそうだ。
1982年に初代が登場し、篠塚建次郎氏、増岡浩氏のパリダカラリーでの活躍もあって大ブームとなったパジェロ。その後はシティユースSUVの人気もあって、2019年に4代目で生産を終了したが、2026年末、実に7年ぶりに国内市場に復活することになる。
大いに話題を呼ぶだろうし、三菱のイメージアップにも大きく貢献してくれるだろう。期待は膨らむいっぽうだ。
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