表彰台獲得もまだまだ!? そう開発者が語る真意
今回のスーパー耐久岡山大会では、GRヤリスMコンセプトは終盤まで全車を周回遅れにするほどの速さを見せ、最終的にはGr.2で総合3位表彰台を獲得するなど、外から見ている分には非常に速い走りを披露していた。
しかし、GRヤリスの担当エンジニアはGRヤリスMコンセプトの出来について「まだまだだねとコメント。やはりトヨタにとって20年以上ぶりのミドシップスポーツカーの開発の壁は高いのか「まだまだ予想できない動きをするので、(ミドシップのクルマ)を学ばせて頂いてる」とGRヤリスの担当エンジニアは語った。
またGr.2の決勝レースはウエット(濡れた路面)から始まり、ハーフウエット(濡れた路面と乾いた路面)、ドライ(乾いた路面)と刻一刻と路面の状態が変化していくクルマにとってもドライバーにとっても難しいコンディションだったのもあってか、筆者がコースサイドで取材をしている中でも、コーナリング時にリアが少しふらついていたり、リアが滑るシーンが何度もあった。
ただ、開発陣としては「1分でも1秒でも1mでも長くMコンセプトを走行させることが開発する上で大切だったので、一刻一刻と変化していく路面で、Mコンセプトの貴重な走行データをたくさん取れたのは本当に良かった」そうだ。
グループB車両の復活はあるのか!?
このGRヤリスMコンセプトに関して筆者がどうしても聞きたかった質問がある。
それは、GRヤリスMコンセプトが持つ、ミッドシップ×4WDのパッケージは、かつてのグループBを彷彿させるが、「トヨタは本気でそこを狙っているのか」という質問だ。
グループBとは1980年代に存在した規定で、アウディ クワトロなどが猛威をふるったまさに“化け物マシン”。リアエンジン×4WDという仕様は、まさにあの狂気の時代の香りを感じさせる。この質問に対し、GRヤリスの担当エンジニアはズバリ答えた。
「グループBのようなクルマを目指しています」。
この言葉に、筆者は心が震えた。“理性”ではなく“情熱”で生まれたような、狂気の沙汰(いい意味で)に速いマシンを、いま再びトヨタが作ろうとしている。しかも“純トヨタ製”で。これは、世界中のクルマ好きにとって、最高のニュースだと筆者は感じた。
今後、GRヤリスMコンセプトが将来的に、GRセリカや“新たなるグループB”マシンとして市販化される日が来るのか?
少なからずトヨタが本気で“面白いクルマづくり”に取り組んでいることだけは、間違いない。今後もトヨタの挑戦に注目だ!!
【画像ギャラリー】一時は首位も走った!! ミドシップ×4WDのロマン!! 課題はまだまだだけどその先にあるのはグループB仕様セリカみたいなクルマ!?(13枚)画像ギャラリー














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