純正で付いてないけど持ってないと反則金6000円!? なのに…なぜ三角表示板は標準装備じゃない?

メーカーの回答とベストカー編集部の結論

近年はスペアタイヤのスペースに、パンク周囲キットなどの入れている。ケースの形状を工夫すれば入ると思うのだが……。あとはメーカーの考え方次第と言える
近年はスペアタイヤのスペースに、パンク周囲キットなどの入れている。ケースの形状を工夫すれば入ると思うのだが……。あとはメーカーの考え方次第と言える

 では、メーカーは実際にどう考えているのか。ベストカーでは過去にトヨタ、ホンダ、マツダの3社に取材を行っている。

 三角表示板が標準装備されていない理由について、3社の回答はほぼ共通していた。「常備が義務付けられていないこと」「すでに三角表示板を所有しているユーザーがいるため、オプションとして選択肢を用意している」というものである。ホンダはこれに加え、「高速道路を利用しないユーザーもいるため」と説明している。

 格納場所については、事故時にキャビン内へ飛び込む危険性が低いラゲッジスペース内を推奨。ホンダでは、床下収納があればそこに収納し、なければマジックテープで固定することを勧めている。

 編集部として意外だったのは、価格帯に関係なく三角表示板を標準装備する国産車が存在しない点である。一方で、ドイツ車などではトランク裏側に専用スペースを設ける例も珍しくない。

 仮に50万台規模で標準装備されれば、コストが大きく下がるのは明らかだ。自動ブレーキなどの先進安全装備と比べれば、はるかに安価な“命を守る投資”である。

 地味な存在ではあるが、確実に命を守る装備。それが三角表示板だ。そろそろ「付いていて当たり前」の安全装備になってもいいのではないだろうか。

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