リーフ、VW、テスラ…「脱ガソリンしたい人」へおすすめEV車 5選

 日本では、全くと言っていいほど、話題に上がりませんが、北欧を中心に、気候変動対策を目的として、温室効果ガスを排出するガソリン車とディーゼル車の販売を禁止する宣言が、各国の政党から出されています。

 例えば、イギリス政府は、2020年2月、ガソリン車とディーゼル車の英国内での新規販売を、2035年で禁じる方針を表明しました(※2040年計画を5年前倒しすると発表)。これはハイブリッド車すらNGという厳しい条件です。

 これらは温室効果ガスを直接出さないEVの普及促進が狙いです。自動車業界としては、これに反発はしているものの、既に各メーカーからは様々なEVが登場し、来る時代への準備が進んでいます。

 今回は、脱ガソリンしたい方におすすめのクルマをいくつかご紹介します。

文:吉川賢一
写真:日産、トヨタ、テスラ、VW、ジャガー、メルセデス・ベンツ

【画像ギャラリー】脱ガソリンでおすすめのクルマたち


リーフ(332.6万円〜)

 62kWhと40kWh、2つのバッテリーバリエーションをもつ、世界一売れているEVです。

 40kWhの通常モデルは航続距離322km(WLTCモード)、62kWhのe+は458kmと、ガソリン車と同等の使い方ができ、リーフNISMOやリーフAUTECHのような派生車も用意されています。

 アクセルペダルの操作だけで加減速をコントロールできる「e-Pedal」や、高速道路上でアクセル・ブレーキ・ステアリングを自動で制御してくれる「プロパイロット」、駐車スペースに自動でクルマを入れてくれる「プロパイロット パーキング」など先進技術も取り入れられており、魅力性能も抜群です。

 初めてEVを検討される方にはお薦めの一台といえるでしょう。

輸入車にあるEVたち

テスラモデル3(511万円〜)

テスラモデル3

 アメリカのEVメーカー、テスラが2016年に発表した、リヤハッチを備えた4ドアクーペタイプのEVです。

 3グレード構成で、後輪駆動のスタンダードプラスはWLTCモードで航続距離409km、ロングレンジ(AWD)は560km、パフォーマンス(AWD)は530kmというロングドライブが可能です。

 パフォーマンスは0-100km/h加速3.4秒と、スーパースポーツカー並の性能を持ちます。

 運転席の正面にはメーター類が一切なく、インパネ中央に設置されている15インチの超大型ディスプレイに、車両設定やオートパイロット、エンターテイメントなど、各種操作が集約されています。

 スタイリッシュなEVが欲しい方にはおすすめの一台です。

フォルクスワーゲン e-ゴルフ(544.8万円〜)

 フォルクスワーゲンから2016年に発売されたのが、GOLFのEV仕様「e-Golf」です。

VW e-ゴルフ

 他のメーカーのように、EV専用プラットフォームではなく、シャシー、ボディは既存のゴルフそのものを使用しているe-Golfですので、バッテリー容量は35.8kWhと、日産リーフよりも少なく、JC08モードで航続距離301kmとなっています。

 現時点、日本ではやや割高のPREMIUMグレードのみが用意されていますが、あまり急がないのでしたら、今夏以降に予定されている新世代EV「ID.3」を待つ方が良いかもしれません。

 ID.3は、WLTCモードで330~550kmの航続を実現します。

ジャガーI-PACE(976万円〜)

ジャガー I-PACE

 I-PACE は、ジャガーの真髄を受け継ぐドライバーズカーとして、ジャガー初のフルバッテリーが採用されたエレクトリック・パフォーマンスSUVです。

 90kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離はWLTCモードで470km。最大効率97%を発揮するジャガー製モーターを前後に備えたモーター4WDで、400PSの最高出力と696N・mの最大トルクを瞬時に発揮します。

 前後50:50の理想的な重量配分、オプションのアクティブエアサスペンションにより、高速走行で一定時間以上走行すると、車高が自動的に10mm下がり、空力性能と航続距離を向上させます。

 2019 年のワールド・カー・オブ・ザ・イヤー、ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー、ワールド・グリーン・カーなど、あらゆる賞を獲得しており、いま最も評価の高いEVです。

メルセデスベンツEQC(1080万円〜)

メルセデスベンツEQC

 GLCサイズのピュアEVがこのEQCです。WLTCモードの航続距離は400km。高出力モーターをフロントアクスル、リアアクスルに1基ずつ搭載。

 この2つのモーターを合わせた最高出力は408PS、最大トルクは765N・m。低・中負荷時にはフロントモーター単独で走行し、追い越し時などパワーを要する場合は、リアモーターと4MATICで、力強い加速力を発揮します。

 EVならではの極めて高い静粛性とともに、発進時から立ち上がる強烈なパワー&トルクを実現しています。

 メルセデスならではの、あの包まれるような安心感を、極限まで高めたような乗り味は、ピュアEVになっても変わりありません。メルセデスの世界観がお好きな方は、ぜひ一度試していただきたい一台です。

番外編

トヨタ MIRAI(741万円〜)

 ミライは、水素をエネルギー源とする初の量産型FCVとして、2014年に発売されました。

 1回あたり3分程度の充填時間で約650kmの走行が可能、しかもCO2排出はゼロと、クリーンなクルマとして将来性が期待されています。トヨタは2020年以降、FCVの年間販売台数を3万台以上に増やすという目標を掲げています。

 東京モーターショー2019で発表された「ミライConcept」は、LSやクラウンと共通のFRプラットフォームを採用、基幹部品であるFCスタックなどのFCシステムを一新し、水素搭載量を拡大。

 航続距離は現行ミライの650kmから、30%もの向上を目標としています。

MIRAI(東京モーターショー2019でお披露目された)

まとめ

 日本で購入できるEVは他にも、BMW i3(554万円〜)、ホンダクラリティFUELCELL(783.6万円)などがあります。

 今年2020年は、ホンダeやフォルクスワーゲンのID.3やポルシェタイカン、そして来年2021年早々には、マツダMX-30、続々とEVが投入される予定です。

MX-30(欧州仕様)

 クルマの選択肢が増えるのは非常に良いことですが、クルマ好きとしては、内燃機関のクルマが禁止されてしまうのは、とても寂しく感じます。

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