スバル「フォレスター」が「今年を代表する一台」に選出された2025-2026の日本カー・オブ・ザ・イヤー。走行性能、実用性、快適性、オフロード性能、そしてスバルが一貫して重視してきた安全性など、総合力が評価されての受賞となったが、一次選考として選ばれた10ベストカーも実力派ぞろい。なかでもプジョー3008が10ベストカーに選出されたことは、日本市場においてこのフレンチSUVが確かな評価を得たことを示している。なぜ3008は高く評価されたのか、その魅力を整理して紹介しよう。
文:立花義人、エムスリープロダクション/写真:STELLANTIS
日本でも扱いやすいサイズながら、個性的なデザインをもつSUV
プジョー「3008」は、プジョーの主力モデルである「308」をベースとするミドルクラスSUVだ。現行モデルは2024年に登場した3代目で、ボディサイズは全長4565×全幅1895×全高1665mm。トヨタ新型「RAV4」(4600~4620×1855~1880×1680)など国産のミドルクラスSUVと近いサイズ感で、日本の道路環境でも扱いやすいのが特徴だ。
デザインは、ひと目で「これぞプジョー」とわかる個性を備えており、フロントからリアへと流れるファストバック風のシルエットは、従来のSUVとは一線を画し、エレガンスとスポーティさを高い次元で両立している。フレームレス風の大型グリルや、ライオンの爪痕をモチーフとしたLEDデイタイムランニングライトがプジョーらしさを強く主張する一方で、サイドビューはシームレスなラインでまとめられており、クーペのような伸びやかさも感じさせる。
SUVとしての実用性を確保しながら、美しさも追求されたエクステリアは、都市部から郊外まで幅広いシーンに自然に溶け込むだろう。視界の確保や空力性能といった機能面にもしっかりと配慮されており、いわゆる「個性的なフレンチSUV」という枠を超え、グローバル市場でも通用する完成度を備えているといえる。
「パノラミック i-Cockpit」は先進的で操作性も十分
インテリアでまず目を引くのが、プジョー車共通の特徴である「パノラミック i-Cockpit」を中心としたコクピット設計だ。ダッシュボード上に配置された21インチのパノラミックディスプレイは視認性が高く、ドライバーが必要な情報を自然に把握できる。先進的でありながら、操作性を犠牲にしていない点が特徴だ。
ダッシュボードの大胆な造形や、8色から選べるアンビエントライト、カスタマイズ可能な「i-Toggles(アイトグル)」など、機能性と美意識の両立も3008らしい。単なる装備の豪華さではなく「操作する楽しさ」まで考えられている印象を受ける。
上級のGTグレードではさらに「アダプティブボルスター機能(フロントシートのサイドサポートの締め付け具合を、運転状況や好みに合わせて自動調整する機能)」も採用。快適性とホールド性を両立している。包み込まれるようなキャビン設計は、長距離ドライブでも疲労を感じにくく、日常使いからロングドライブまで幅広く対応してくれるだろう。














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