見た目に反した気骨あるスポーツ(?)カー
●シトロエン 2CV
1948年のパリサロン(モーターショー)で、地元フランスのシトロエンから風変わりなクルマが発表された。
2CV(フランス風の発音で書くならドゥ・シュヴォー)の名を持つそのモデルは、まずは奇抜なデザインに注目が集まり「みにくいアヒルの子」や「乳母車」などと揶揄されることもあったが、実用性に振り切ったその内容は、ファニーな見た目とは裏腹に骨太なものだった。
駆動方式は当時では珍しいFFであり、その強みを生かして車体サイズのわりにゆとりのある室内空間を確保するとともに、実は農業国でもあるフランスの農業従事者が便利に使えるような工夫が各所に盛り込まれていた。
実際に2CVの開発コンセプトは「大人4人が乗れて50㎏のジャガイモまたは樽を載せられること、生卵を載せて不整の農道を走っても卵が割れないこと、燃費に優れていること、そして安価であること」というもので、それを実現した2CVは予想を上回る大ヒットを記録した。
初期モデルのエンジンは375cc水平対向2気筒で最高出力も9psだったが、車体が軽量なこともあって、荷物を載せていない時には思いのほかスポーティな走行特性を発揮し、運転の楽しさも感じさせてくれた。
ベストセラー車の2CVは、改良を重ねて最終的に1990年まで生産が続けられるロングセラーにもなった。
生産台数も多く、現在でも2CVを愛用しているファンも少なくない。
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