提携するメーカー同士が互いに持っていない車種を供給しあい、双方のラインナップを補完するOEM。これは「国内メーカー同士」に限ったことではない。国内メーカーと海外メーカーの間でも、供給したりされたりのOEM車は多数あった。
※本稿は2025年12月のものです
文:永田恵一/写真:トヨタ、スバル、ホンダ、三菱、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年1月10日号
シボレー キャバリエ → トヨタ キャバリエ(1996年)
日米貿易摩擦解消のために産まれたモデルで、トヨタは右ハンドル化に加えウインカーレバーも右側に移設し、安価にしたが売れなかった。
オペル ザフィーラ → スバル トラヴィック(2001年)
ミニバンのなかったスバルが当時のGMとの資本提携もあり導入。タイ生産で、2.2Lという本家のザフィーラの1.8Lより大きい排気量でありながら価格は安かった。
初代ホンダ レジェンド → ローバー 800(1987年)
当時のホンダとローバーが結んでいた資本提携による共同開発車で、初期の日本向けローバー 800はホンダの狭山工場製だった。
三菱 i-MiEV → プジョー イオン/シトロエン Cゼロ(2010年)
三菱自動車とPSA(プジョーシトロエン)は業務提携しており、イオンもその具現化のひとつ。シトロエン Cゼロもあり、i-MiEVより全長が長い。
三菱 ギャランラムダ → プリムス サッポロ/ダッジ チャージャー(1977年)
三菱自動車とクライスラーは長年深い関係にあり、ギャランラムダはダッジにもチャージャーとしてOEM供給された。両社の関係は1980年代には合弁工場を持つほど深かった。
三菱 GTO → ダッジ ステルス(1991年)
平成になると三菱自動車とクライスラーの深い関係はお馴染みのものとなり、ダッジステルスもその一環。ステルスには廉価版として、GTOにはない3LV6SOHCエンジン車も設定された。
三菱 初代アウトランダー → プジョー 407/シトロエン Cクロッサー(2007年)
三菱自動車とPSAが結んだ業務提携の最初の成果で、欧州用直4、2.2L直噴ディーゼルMIVECエンジンはPSAのものを積んでいた。プジョー、シトロエンともにエクステリアの差別化度合いも大きかった。
ランドローバー ディスカバリー → ホンダ クロスロード(1993年)
ホンダは当時のRVブームに出遅れ、その急場の対応としてOEMで凌ぐ作戦を取っていた。なお、クロスロードは2007年に自社製クロスオーバーとして復活した。
【画像ギャラリー】メーカー同士の提携の向こうに入り乱れる思惑!? 国内メーカーと海外メーカーのOEM車(16枚)画像ギャラリー
























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