いまだ収束をみない新型コロナウイルス問題。WHOがパンデミック宣言を出し、これで一気に世の中は暗~いモードになった。しかし、ちょっと待て。モノが売れなくなった今だからこそ、逆にこれはクルマの買い時なんじゃないのかとベストカーは考える。
そこでディーラー事情に超~詳しい遠藤氏に探ってもらった。
※なお、経済的観点、社会に及ぼす影響の大きさ等々から、新車ディーラーでは時短対応ながらも営業を続けている。もし足を運ばれる際は、前もっての営業時間等の確認や、可能であれば来店の予約をお願いしたい。
●【画像ギャラリー】RAV4 エクストレイル N-BOX フォレスター! 狙い目値引きモデルたちをギャラリーでチェック!!!
※本稿は2020年3月のものです。本記事は2020年3月26日時点の情報であり、特に納期等についてはは変動の可能性があります
文:遠藤徹/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年4月26日号
■「今年だけは!」この時期にクルマが安く買える理由
3月の決算セールが終わりに近づき、4月に入ろうとしている。新年度になると仕切り直しで新車の値引きは3月よりもきつくなり、買い時ではなくなるというのがこれまでのケースだった。
ところが今年だけは例外で安く買える可能性が高まっている。というのは消費税増税、新型コロナウイルスなどで消費が低迷し、新車の販売が10%以上も激減し、決算セールが不発に終わろうとしているからだ。
新年度に引き締めたら余計に新車が売れなくなってしまう恐れがある。このため多少値引きを拡大させても1台でも多く売り、自社のシェアを拡大させようと躍起になっている販売店が増えそうな状況にある。
新型コロナウイルスが蔓延しており、ユーザーは人との接触を避けようと販売店へ出向くのを後回しにしている傾向がある。
「週末のフェアを開催しても、お客さんがあまり来ないので、例年のようなサービス企画用の新聞折り込みのチラシの配布も効果がないとみて一時止めている」(首都圏販売店各社)なのが実態である。
こんな時に販売店に出向けて購入交渉すれば逆に大盤振る舞いで新車を買えたりするのだ。「決算セールが不発になりそうだから、4月に入っても引き締めず、3月と同じような条件で売るようにしないとますます売れゆき不振になってしまう」(首都圏トヨタ店営業担当者)とコメントする。
狙い目になっているのは比較的古めの戦略量販車だ。各社の車種は次のとおり。
●トヨタはノア/ヴォクシー/エスクァイアの3兄弟、アクア、RAV4、プレミオ/アリオン。
●レクサスはIS、GS、LS。
●日産はノート、セレナ、エクストレイル、エルグランド。
●ホンダはN-BOX、N-ONE、オデッセイ、ヴェゼルあたりが狙い目。
●スズキはスイフト、ソリオ、アルト、スペーシア。
●ダイハツはブーン、トール、ムーヴ。
●マツダはCX-5、マツダ3、マツダ2、マツダ6。
●スバルはレヴォーグ、レガシィ、フォレスター。
●三菱はRVR、アウトランダー、ミラージュ
などが上げられる。
■【トヨタ編】全系列店併売を前にRAV4をゲット
トヨタは5月から全系列店が全車種併売になるので、兄弟車は一部改良しながら車種整理なども実施する。だから改良前の従来モデルが激安で買える。RAV4などの人気モデルでも大盤振る舞いになるので、お薦めとなる。
●具体的な“狙い目”モデルをピックアップ!
ノア/ヴォクシー/エスクァイア、アクア、RAV4、アリオン/プレミオが買い時だ。ノア3兄弟は4月27日に一部改良するので、従来モデルを狙えば35万円引き以上が可能。
RAV4は2019年4月に発売したばかりだが、5月の全系列店併売を前に大盤振る舞い状態にある。30万円突破は確実。アクアはヤリスHVが発売になってから販売不振状態にあり、値引きで勝負している。25万円引きは可能。
ネッツ店かカローラ店が最も安く買える確率が高い。プレミオは35万円、アリオンは30万円引きが目指せる。
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