バッテリーは想像以上に酷使されている
冬の時期は気温が低く、日照時間も短いため、ヘッドライトやスターターの使用頻度が多いため、バッテリーが酷使され、化学反応も鈍く、性能が低下する。さらに、渋滞路でのアイドリング時には発電量が消費電力を補いきれず、放電する一方の状態になりやすく、最悪、走行中にバッテリー上がりを起こすこともある。
なお、近年主流のメンテナンスフリーバッテリーのケース上面には、コンディションを目視確認できるインジケーターが設置されているが、このインジケーターを確認し、もし良好ではなかったらプロに点検を依頼したほうがいいだろう。
ターミナルをチェックも重要だ。緩みや白い粉が付いているような腐食を起こしていないかチェック。また接触不良があると電気の流れが悪くなり、緩んだだけでセルが回らなくなることがある。緩みはボルトを増し締めし、腐食していたら磨いてからグリスを塗ったほうがいいだろう。
ただし、2~3年ごとに新品バッテリーに交換している人なら大丈夫かもしれない。
一方、サルフェーションが進んだバッテリーは注意が必要。このサルフェーションとは化学反応に失敗した希硫酸が電気を通さない鉛となり結晶化、それがマイナス極板(負極板)表面にこびりつくことによって、極板と電解液の接触面積が減り、充電スピードが鈍化してしまうこと。
しかし、パルス充電を行うことによって、このサルフェーション現象を解消できる。実際、5年間で2、3回バッテリー上がりを起こしてしまったような乗り方でも、パルス充電を行なうことで交換することなく使い続けられるケースもあるという。
バッテリーの価格が高くなっている現在、高性能なバッテリー充電器でも、バッテリー価格の3分の1程度で手に入れることができるので、バッテリーを長持ちさせたいならパルス充電器で充電することをおススメする。
花粉、黄砂の季節が到来! エアコンフィルターを交換したい
気温が徐々に上がっていく2月の半ばくらいから、その気温の変化に合わせて植物も生命活動を再開しはじめる。そうなるとあの、「歓迎したくない!」という人が多い“花粉”の飛散が始まる。
そしておおむねそれと時期を同じくして、お隣の大国から“黄砂”がやってきて、地域によってはダブルで粉塵の被害を受けることになる。この時期はクルマのエアコンのフィルターが大いに活躍する時期と言えるだろう。
エアコンのフィルターをいつ交換するかというのは、それぞれに考えがあるので一概にはいえないが、ひとつの提案として、フル活動を迎える時期にフィルターを交換してしまうことで、フレッシュな状態でフィルターとエアコンに最大限の能力を発揮してもらう、というのをオススメしたい。
【画像ギャラリー】冬から春の季節の変わり目に絶対にやるべきメンテナンスの中身を写真でチェック!(7枚)画像ギャラリー暑くなってからでは遅い! エアコンのガス抜けをチェック!

クーラーの効きが悪くなる要因の筆頭は冷媒の漏れ。クーラー部分の配管は高圧になる区間があるので、その部分やコンプレッサーのポンプ部分から冷媒のガスが漏れてしまっているケースもわりと多くある。この冷媒のガス容量をユーザー自身が確認できる方法がある。
カーエアコンにはガスの状態を確認できるサテライトグラスというのぞき窓が備えられている。場所はエンジンの前方側の“コンプレッサー”の付近です。アルミの配管のジョイントブロックに備わっているケースが多いと思う。
それを見付けたら、まずエンジンを掛けてエアコンの温度設定を冷やす側に目一杯設定。送風もMAXで、エアコンに掛かる負荷を最大に。その状態でのぞき窓を見て、わずかな気泡が流れているようならガス量は適正。エンジン回転を上げると気泡が消える。
ガスが抜けて圧が低すぎる場合は泡だらけになる。この場合は回転を上げても泡は消えない。プロに頼んでガスを充てんしてもらおう。逆にアイドリング時に気泡が全く確認できない場合はガスが多すぎる場合。これもクーラーの効きが良くないはずなので、プロに調整を依頼しよう。
最後にエアコン各パーツの修理費用を挙げておきたい。いずれにしても早い時期に依頼することをお薦めしたい。
■エアコンの修理費用目安(工賃込み)
・エアコンガス補充/約8000~1万円(R-134a)、約3万~5万円(R-1234yf)
・ガス漏れ修理/約2万~3万円
・エアコンコンプレッサー交換/約5万~10万円
・ファンモーター/約4万~5万円
・エバポレーター交換/約5万~10万円
・エキスパンションバルブ交換/約2万円
・エアコンフィルター交換/約4000~6000円(年1回交換)
・サーモスタット交換/約1万円
※価格は車種によって異なりますので目安としてください









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