フランスのミシュランタイヤが提案するオールシーズンタイヤが、クロスクライメート3&クロスクライメート3 スポーツ。冬タイヤとしての性能を保証する「スノーフレークマーク」が付与されたミシュランの矜持を雪上試乗で体感した。
※本稿は2026年2月のものです
文:梅木智晴/写真:ミシュランタイヤ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年3月26日号
どんなタイヤだ?
ミシュラン CROSSCLIMATE3のポイント
・スノーフレークマークが付与され、冬用タイヤとしての性能を担保
・全サイズでウェット性能「b」を獲得
・全サイズで転がり性能「AA」及び「A」を獲得
ミシュラン CROSSCLIMATE3 SPORTのポイント
・オールシーズンタイヤの性能に、操縦性の高さを与えた性能
・スノーフレークマークが付与され、冬用タイヤとしての性能を担保
・全サイズ「A-a」を獲得。低転がり&高ウェット性能を両立
クロスクライメートはミシュランタイヤが提案するオールシーズンタイヤ。
2025年、最新の「クロスクライメート3」へと進化。この時同時に登場したのが「クロスクライメート3 SPORT」。
スポーツの名を冠するオールシーズンタイヤというのがポイントで、ドライ路での操縦性能を引き上げ、ハイパフォーマンスカーのスポーティな走りにも対応するオールシーズンタイヤというコンセプトが個性的だ。
ミシュランタイヤではクロスクライメートのコンセプトを「雪も走れるサマータイヤ」としており、オールシーズンタイヤはサマータイヤの代替品で、けっしてスタッドレスタイヤの代わりにはなり得ないというスタンスを一貫している。
とはいえ、クロスクライメート3、クロスクライメート3 SPORTともに、冬タイヤとしての性能を保証する「スノーフレークマーク」が付与されており、高速道路の冬タイヤ規制に対応する。実際、圧雪路面でのトラクションやブレーキ性能、コーナリング時の横グリップなどは充分な性能が確保されている。
クロスクライメート3は多くのサイズで「AA-b」及び「A-b」を獲得。高い低転がり性能とウェット性能を両立していることがわかる。また、クロスクライメート3 スポーツは全サイズ「A-a」を獲得。転がり抵抗に加えウェット性能の高さが際立つ。
乗ってどうだ?
北海道士別市にあるテストコースで試乗をした。
特に気になるのがクロスクライメート3スポーツだ。雪上でどのような性能を発揮するのか?
圧雪の旋回試験路で走り出すと横グリップの高さを実感。比較用に用意されたクロスクライメート2との差は明確で、切り始めの手応えがはっきりとしており、操舵に対する反応がシャープ。タイヤのケース剛性が高く、接地面がしっかりと雪面を捉えている感覚だ。
意図的に滑らせる挙動を与えると、滑り出しの感覚が掴みやすく、また滑りをコントロールしやすい。比較用のスタッドレスタイヤ「X -ICE」と比べても、ギュッと締まった圧雪路面ではグリップ力が大きく劣る印象はなく、むしろカッチリとした操縦性がコントロール性の安心感に繋がった。
クロスクライメート3はRAV4などで試乗をしたが、スタッドレスタイヤと比較しても圧雪路でのグリップに不足はなかった。
降り積もった雪の下に隠れたアイスバーンでも思った以上の減速感があり、「アイスは油断するな」としっかりと認識していれば、非降雪エリアの非常用雪道タイヤとしては充分な性能だと実感した。












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