経営危機の表面化以来、厳しい舵取りが続く日産。まずは「売れるクルマを」と、モデルチェンジも次々と敢行。ライバルのトヨタ車と比べても決して劣らない魅力のクルマを世に送り出している。3台の日産車をトヨタ車と比較してみよう!!
※本稿は2026年3月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年4月10日号
コンパクトカー部門:嬉しい選択肢の広さ
ノートオーラはノートの上級車種だから、内装もアクアに比べて上質だ。車内の広さは、後席を含めて同程度だが、乗員の見晴らしはノートオーラが勝る。
アクアはサイドウィンドウの下端を後ろに向けて大きく持ち上げたから、特に小柄な乗員が後席に座ると、圧迫感が生じやすい。縦列駐車をする時も、アクアは斜め後方が見にくく、ノートオーラが運転しやすい。
ノートオーラGとアクアZは、装備水準は同程度で価格もほぼ同じだが、ノートオーラなら約30万円を加えるとニスモが購入できる。
ニスモは、外観ではエアロパーツが装着されており、タイヤも高性能化され、サスペンション、ドライブモード、メーター、シート生地なども専用タイプだ。
スポーツモデルではお買い得で、ノートオーラの販売台数のうち、約20%をニスモが占める。ニスモを選べるメリットは大きい。
Mクラスミニバン部門:3列目に対するもてなし
セレナはミニバンとしての機能が優れている。
まず車内が広い。身長170cmの大人6名が乗車して、2列目乗員が膝先空間を握りコブシふたつ分に調節すると、セレナの3列目に座る乗員の膝先空間は握りコブシふたつ半だ。ノア&ヴォクシーのひとつ半よりも広く、多人数で快適に乗車できる。
シートアレンジも充実しており、セレナなら3列目にも前後スライド機能が備わる。2列目の中央部分を1列目の間までスライドさせると収納設備になり、中央に空間ができるから車内の移動もしやすい。標準ボディが5ナンバー車になることもセレナの特徴だ。
【画像ギャラリー】この3列目、ノア&ヴォクシーより広い!? 日産セレナの居住空間とアリアの木目調パネルにシビれる!(30枚)画像ギャラリーBEV部門:乗車全員がハッピー
ライバルのbZ4Xは改良を受けて買い得度を強めた。Z・2WDの価格は550万円で、1回の充電により746km走行できる。
アリアB6・2WDは価格が約667万円。一充電走行可能距離は470kmだ。合理性で選ぶならbZ4Xだが、内装などの造りはアリアが上質だ。
後席はbZ4Xでは床と座面の間隔が不足して膝が持ち上がるが、アリアは着座姿勢が自然な印象で快適だ。4名乗車に適する。
ボディはアリアが少しコンパクトで、最小回転半径も5.4mだから、bZ4Xの5.6mよりも小回りの利きがいい。さらに居住性や質感も優れている。
【画像ギャラリー】この3列目、ノア&ヴォクシーより広い!? 日産セレナの居住空間とアリアの木目調パネルにシビれる!(30枚)画像ギャラリー

































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