「新型スカイラインより“普通の日産”を!」 新型車が高すぎる? 牙城「フリード」クラスに挑む「ちょうどいい」新型車の正体とは

「新型スカイラインより“普通の日産”を!」 新型車が高すぎる? 牙城「フリード」クラスに挑む「ちょうどいい」新型車の正体とは

 日産が新型スカイラインをの公式発表を行ったのだが、多くの人が気になっているのは「コンパクトカー」はどうなっているのということ。ノート、ノートオーラはバリバリの現役だが、5ナンバーのスライドドアモデルがないのは日本市場には致命的。日産は日本市場を大切な市場とあらためて強調したが、一体どうなる?

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、日産ほか

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フリードとシエンタの対抗馬不在が悲しい

コンパクトミニバンとして人気を二分するシエンタとフリード
コンパクトミニバンとして人気を二分するシエンタとフリード

 フリードとシエンタが日本市場では大きな支持を集めている。それぞれ年間9万台以上を売り上げる売れっ子モデルなのだが、そこには圧倒的な理由がある。

 まず扱いやすいボディサイズ。5ナンバーサイズで取り回しも楽だし、首都圏の狭い駐車場でも、地方のひとり1台の地域でもオールマイティに使いやすいのだ。

 さらにスライドドアは子育て世代も、シニア世代でも乗り降りが楽だし、3列目シートも子どもの帰省や祖父母の来訪時など限定的に使うことを見越しているのも嬉しい。無理なく使えるコンパクトがこの2台なのだ。

かつての3列シートコンパクトミニバン「キューブ キュービック」にスライドドアがついたようなクルマがほしいところ
かつての3列シートコンパクトミニバン「キューブ キュービック」にスライドドアがついたようなクルマがほしいところ

 日産にはスライドドアモデルがセレナとエルグランドしかない。フィットに対するシャトルのようモデルがノートにあればまだしも、それがない。エスピノーサCEOもベストカーWebとのインタビュー時にこの問題を当然認識していたが、2026年4月の長期計画には具体的な車名はなかった。

 もちろん今後はキックスが国内市場投入されるのは間違いなく、手頃なSUVとしては売れそうだがやはり高価格化は避けられず必要なのはスライドドアモデルだろう。

一部で検討が進むとされるフリードのOEM供給

2025年に登場した新型ルークス。軽自動車最高レベルの安全性能まで備える
2025年に登場した新型ルークス。軽自動車最高レベルの安全性能まで備える

 日産の一部ではホンダフリードのOEM供給が検討されていたという情報がある。もちろん経営統合の一連の幕引きでこの話が消えた可能性も否めないが、やはりフリードクラスの車種の必要性は日産経営陣も痛感していることだろう。

 日産としては現行ノートのヒットに大きな手応えを得ているとは思うのだが、もし今後のコンパクトレンジの飛躍の可能性を探るのであれば三菱とのジョイントが有望株であり、ルークスやデリカミニなどを手がけるNMKVでソリオのようなハイト系スライドドアモデルが生まれてくることを期待したい。

内装はうまく空間が使われているだけでなく、ヘッドレストにも「かどまる四角」モチーフを採用するなどデザインも重視
内装はうまく空間が使われているだけでなく、ヘッドレストにも「かどまる四角」モチーフを採用するなどデザインも重視

 スペース効率の最大化と背が高いクルマの操安性を極めしNMKVであれば、相当にいいクルマができると思うのだが……。操安だってすごいエンジニアがいるのだから、軽自動車だけにその才能を振っておくのはもったいいないのだ。

 他社からのOEM供給で一度は凌ぎつつ、いつかは日産純正の手が届く価格帯のコンパクトカー欲しいものだ。エスピノーサCEOの攻めの一手はいかに?

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