ダイハツ コペンの中古価格は上がるのか? 現行型生産終了で気になる今後の相場

ダイハツ コペンの中古価格は上がるのか? 現行型生産終了で気になる今後の相場

 ダイハツ コペンの現行モデルが2026年8月下旬で生産終了予定となった。しかも新車は販売会社在庫がなくなり次第終了。となると気になるのが中古価格だ。今後コペンの相場は上がるのか? 買うならいつ動くべきなのか? 軽オープンスポーツの今後を考えたい。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ダイハツ

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生産終了で「欲しい人」は増えるが、全部が高騰するとは限らない

スモールカーの夢を乗せて走り続けるコペン
スモールカーの夢を乗せて走り続けるコペン

 コペンの中古価格は上がるのか。結論からいえば、人気仕様や好条件車は強含みになる可能性が高い。ただし、すべてのコペンが一気にプレミア価格になる、という話ではない。

 理由はシンプルだ。コペンは2002年に初代が登場し、2014年に現行型へバトンタッチしたロングセラーモデル。中古車の流通台数そのものは、希少スーパーカーのように極端に少ないわけではない。

 実際、中古車相場情報ではコペン全体の掲載台数は多く、価格帯も低年式の手頃な個体から高年式の上級グレードまでかなり幅がある。2026年5月時点の集計例では、価格帯は19万円〜358万円、平均は135万円とされている。

 ただし、現行モデルの新車が在庫販売へ移行していることは大きい。ダイハツ公式サイトでも、コペンは2026年8月下旬で生産終了予定、販売会社在庫がなくなり次第販売終了、在庫がある場合でもボディカラーやグレード、オプションが希望に沿えない場合があると案内されている。つまり「新車で好きな仕様を選ぶ」という逃げ道が細くなっているのだ。

 これにより、低走行、修復歴なし、5MT、人気色、Cero、GR SPORTといった条件のいい中古車には注目が集まりやすい。特にGR SPORTは新車価格が250万1400円からと高めだが、専用チューニングの走りを持つ特別感がある。状態のいい個体は、今後も簡単には安くなりにくいはずだ。

狙い目は「高騰前の良質車」。安さだけで選ぶと後悔も

シックなイメージのブラックインテリアパック
シックなイメージのブラックインテリアパック

 中古コペンを狙うなら、価格だけで飛びつくのは危険だ。最大の魅力である電動開閉式ルーフ、アクティブトップの作動状態は必ず確認したい。開閉がスムーズか、異音はないか、雨漏りの跡はないか。ここを見ずに買うのは、オープンカー選びとしてかなり怖い。

 現行型なら、Robeは198万3300円から、Ceroは204万500円から、GR SPORTは250万1400円から。トランスミッションは7速スーパーアクティブシフト付CVTと5MTを設定し、WLTCモード燃費はCVTが19.2km/L、5MTが18.6km/Lだ。中古車を見る時は、この新車価格とのバランスも意識したい。高年式なのに新車価格を大きく超えるような個体は、装備や状態、希少性に納得できるかがポイントになる。

 では今買うべきか。欲しい仕様が決まっているなら、答えはかなり「早め」だ。特に5MTのCeroやGR SPORT、低走行の高年式車は、今後も指名買いが入りやすい。逆に「とにかく安くオープンを楽しみたい」なら初代や走行距離多めの個体も選択肢だが、整備履歴とルーフまわりの状態確認は必須だ。

 コペンの相場は、全体がドカンと跳ねるというより、いい個体から順に強くなるタイプだろう。生産終了で注目度が上がり、次期型への期待もある。しかし、現行型の小ささ、電動オープン、5MT設定、軽スポーツらしい気軽さは今しか買えない価値だ。安くなるのを待つより、納得できる1台を見つけた時が買い時。コペンの中古選びは、もはや相場との勝負というより、出会いの勝負なのである。

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