WRCからの撤退以来、やや元気がなくなったのは否めなかったスバルのモータースポーツ。しかし2026年からは違う! 全日本ラリーにスーパー耐久にと積極的にニューマシンを投入。そしてその余勢を駆って市販車も元気になる!?
※本稿は2026年3月のものです
文:ベストカー編集部/写真:スバル、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年4月26日号
2026年からのスバルは全方位に本気!
モータースポーツ分野での打破を狙う「魔改造BRZ開発」、さらに組織改編によるモノづくり革新を掲げた「商品革新本部の立ち上げ」。このふたつだけでもスバルの本気度は充分伝わるが、2026年度はそれだけでは終わらない。
まず注目は、2026年シーズンからスーパー耐久シリーズに参戦する「ハイパフォーマンスX version II」。オートサロン2026で披露されたこのマシンは、WRX S4ベースだった前年モデルから大きく進化。エンジンには出力と耐久性を高めた2.4L水平対向4気筒ターボ(FA24)を搭載する。
さらに注目はボディ形状だ。セダンからハッチバックへ大胆に変更され、ここにスバルらしさが光る。航空部門と自動車部門の空力チームが連携し、ウイングなど各部の空力性能を徹底的に磨き上げた。
伊藤奨監督は「このマシンがそのまま市販車に繋がることはない」と語るが、ボディ設計や空力のノウハウは確実にフィードバックされるはずだ。実際、サスペンション取り付け部の剛性強化など量産車にも活きそうな改良が盛り込まれている。
オンもオフもスバルはやる気十分!! これは期待してもいい!?
となれば気になるのはデータの行き先。ベストカーが掴んだ情報では、2026年度中に発表予定の「Performance-B STIコンセプト」の市販モデルが本命。S耐マシンと同型のFA24に6速MTを組み合わせたパワートレーンを採用するという。
ちなみに4月9日に600台限定で発売された「WRX STI Sport#」も6速MTを搭載。このモデルが布石と考えると話はさらに面白い。
そしてスバルの本気はオンロードだけに留まらない。悪路走破性を高めたモデルにも注力。その象徴が、日本導入が決まったフォレスター ウィルダネスだ。北米で先行投入されたこのモデルは専用チューニングで車高を上げ、よりアグレッシブな外観を採用。アウトドアへ飛び出したくなる一台である。
WRC撤退後、やや方向性に迷いが見えた時期もあったスバル。しかし今は違う。進むべき道を定め、そこへ全力で突き進んでいる。2026年のスバル、その動きから目が離せない!
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「ウィルダネス」は、北米市場のアウトドアニーズに応えるため誕生したスバルのアドベンチャーシーンを牽引するSUVブランド。日本国内でもラギッドなモデルが人気となっている今というタイミングで、北米向けと同様の仕様を投入する動きがある。
日本に投入されるのはフォレスター ウィルダネスだ。クロストレックに特別仕様車を設定したが、こちらは車高の変更はなかった。フォレスターは約24cmの車高アップなども行う見込み。アウトバック投入を期待する人も多いだろう。
























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