日産 セレナは、ファミリーミニバンの定番モデルだ。2025年12月に発表されたマイナーチェンジでは、e-POWERやe-4ORCE、プロパイロット2.0などの商品力がさらに強化された。では中古価格は今後どう動くのか? 狙うべき年式とグレードを考えたい。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】新型のグリルもかっこいいけど……マイチェン前セレナもいいぞ!! ハイウェイスターV&ルキシオンを一気見!(19枚)画像ギャラリー改良後モデルの登場でC28前期型は狙い目になるか
中古車検索サイトを見ると、現行C28型セレナの中古車はe-POWER ハイウェイスターVを中心に流通している。価格は年式、走行距離、装備、修復歴の有無で大きく変わるが、高年式・低走行のe-POWER系はまだ新車価格に近い水準の個体も多い。いっぽう、ガソリン車や走行距離が進んだ個体は比較的狙いやすくなりつつあり、改良前モデルを中古で選ぶ意味は十分にある。
2025年12月発表のマイナーチェンジで注目したいのは、e-4ORCEの存在だ。セレナe-4ORCEは前後モーターで4輪を制御する電動4WDで、雪道や雨の高速道路での安心感を高める。さらに上級のe-POWER LUXION(ルキシオン)にはプロパイロット2.0を設定。家族で長距離を走るミニバンとして、走りと運転支援の魅力が増した。
新車価格はガソリンXが278万5200円から、e-POWER ハイウェイスターVが377万5200円、e-4ORCE ハイウェイスターVが414万1500円、e-POWER LUXIONが499万8400円。ここまで高くなると、中古で少しでもお得に狙いたいという需要は当然出てくる。
では改良前のC28型は値下がりするのか。結論からいえば、多少は相場がこなれる可能性がある。ただし急落はしにくい。理由は、改良前でもe-POWER、広い室内、デュアルバックドア、プロパイロットなど、ファミリーミニバンとしての基本力が高いからだ。改良後モデルが高額化するほど、改良前の良質中古が「むしろ現実的」と見直される可能性もある。
狙い目はe-POWER ハイウェイスターV、安さ重視ならガソリン車もアリ
中古で本命になるのは、やはりe-POWER ハイウェイスターVだ。見た目の満足感、装備、燃費、静かな走りのバランスがよく、家族車としての満足度が高い。WLTCモード燃費はe-POWER ハイウェイスターVで19.0km/L。大きなミニバンとしては十分に優秀だ。
一方で、価格重視ならガソリン車も見逃せない。ガソリンXやハイウェイスターVは、e-POWERより中古価格が抑えられやすい。短距離の送迎や買い物中心で、年間走行距離が少ない家庭なら、ガソリン車を安く買う選択も十分アリだ。燃費や静粛性ではe-POWERに譲るが、購入価格を抑えられるメリットは大きい。
今後価値が残りやすいのは、高年式、低走行、修復歴なし、ハイウェイスターV、e-POWER系、プロパイロットやアラウンドビューモニターなど人気装備付きの個体だろう。2025年12月改良後のe-4ORCEやLUXIONは、流通台数が少ないうちは中古でも高値になりやすい。特に雪国ではe-4ORCEの需要が強く、しばらくは強気相場が続きそうだ。
逆に、狙いやすくなる可能性があるのは、改良前C28型のガソリン車や走行距離がやや多めの個体だ。装備と状態をしっかり見れば、かなり現実的な買い物になる。セレナは家族で使われるクルマだけに、内装の汚れ、シートのへたり、スライドドア、エアコン、後席モニターの状態確認は必須だ。
結論として、セレナの中古価格は一気に崩れるというより、改良後モデルの登場で「高年式の新しい個体」と「買いやすくなった前期型」に分かれていくだろう。最新装備重視なら2025年12月改良後のe-4ORCEやLUXION。価格と実用性のバランスなら改良前C28型のe-POWER ハイウェイスターV。セレナ中古は、家族の使い方に合わせて選べばかなり賢い買い物になる。
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